象牙に関しては現在、様々な国際世論が噴出しています。
批判のターゲットになっているのは日本と中国です。
象牙の判子文化が極端にまで発達しすぎてしまい象の乱獲に繋がります。
これらの国際世論の前で日本の象牙文化は息絶えました。
象よりも稀少なものっているのかなと思うとそれも当然のように想えてきます。
象牙美術の技術は「ロスト・テクノロジー」になり、その記憶は美術館だけが保存するのかもしれない。
象牙の判子はもともと富の象徴であり庶民的なものではありません。
象牙美術はかなり上流階級の嗜みであったのは間違いないこと。
その成形技術が途絶えることと、死滅してゆく象の稀少性を天秤にかけて人類は象の保護を選びました。
嘘とカメレオンがこの「象牙彫刻美術館」をロケ地に選んだことの真意は人智を超えた技術。
その単純な驚きにあったのでしょう。
ただし価値観を異にする諸外国の人々が象牙彫刻を素直に評価できるかどうかまでは分かりません。
音楽家の使命は新しい音楽の創造
音楽にできることはまだまだある
手の鳴る方へ 音を繋いで
点と点を線にして描くよ
手の鳴る方へ 音を紡いで
願うことしかできない 無力でも
手の鳴る方で 音を鳴らして
君のためなら何度も目を覚ますよ
手の鳴る方で きっとまた会える
あの日の僕よ 生まれ変わる日まで
おやすみ
出典: パプリカはポストヒューマンの夢を見るか/作詞:チャム(.△) 作曲:渡辺壮亮
音楽家の使命は新しい音楽や価値観を創り出して世に示してゆくことだけです。
愚かな議論にはあまり加わらずに俯瞰で物事を把握して歌詞を紡ぐのが詩人の仕事。
それでもそうした態度は音楽・芸術至上主義ではありません。
音楽が鳴る場所はいつでも社会のど真ん中です。
チャム(.△)は歪んだ社会に嘘とカメレオンができることは何か深く考えています。
旧来の人間を超えたポストヒューマン。
それは大袈裟なことではなくて簡単な言葉で表現すると「一皮むける」こと。
それだけで足を不自由にしていた鉄鎖から解き放たれて新しい社会へ迎えるのだと希望するのです。
5人で向かうポストヒューマンの領域
進化し続ける嘘とカメレオン
チャム(.△)や嘘とカメレオンの希望はそう簡単に実現できるものではないでしょう。
それでもミニ・アルバム「ポストヒューマンNo.5」のタイトルに賭けた想い。
オレたち5人がまず先陣をきってポストヒューマンの領域へ到達するのだ。
その熱い想いは若いバンドにはぜひ持っていて欲しい自信と自覚です。
J-ROCKの新時代を果敢に拓いてゆく嘘とカメレオンのこれからに目が離せません。
「パプリカはポストヒューマンの夢を見るか」の答えは「Yes」です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
OTOKAKEで振り返る嘘とカメレオン
ミニ・アルバム「ポストヒューマンNo.5」収録曲
嘘とカメレオン【ルイユの螺旋】歌詞の意味を徹底解説!「知らぬは仏」?意味深な歌詞に迫ってみました! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ドラマ「絶対正義」の主題歌「ルイユの螺旋」。嘘とカメレオンらしい魅力と謎が詰まった楽曲です。チャム(.△)の書く歌詞はどれも難解な点があるのですが「ルイユの螺旋」も相当な難曲になっています。ゆっくりとこの曲の歌詞を紐解いて謎に迫りましょう。
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