「あなたに会えてよかった」は小泉今日子の実話？！お父さんを思って書いた？！本当の歌詞の意味に迫る！

CDがたくさん売れた時代でしたね。

そしてこの曲の歌詞は実の父親との死別を歌ったのです。当時のラジオで本人が告白しています。

小泉今日子の父親は1993年12月11月に亡くなったのです。

恋人に向けて歌っているよう歌詞ですが、本当は父親を歌ったのですね。

それでは「あなたに会えてよかった」の世界を見ていきましょう。

小泉今日子が亡き父に宛てて書いた歌詞ですのでここでは父親への想いとして歌詞を解釈していきます。

しかし、歌詞をどのように取るかは聴く人の自由です。歌詞の解釈を強制されるのはイヤですよね？

亡くなった父へ歌ったとも思ってもいいですし、恋人へ歌った歌詞と捉えてもいいですのでご自分で自由に言葉を感じて下さいね♪

誰かの解釈なんて気にする必要はありません。「自分がどう感じたか？」だけが一番大切です。

父親に最後のさよならを言えなかったのはつらい体験です。

ここでは「上手に」と歌っているので、さよならは言えたのかもしれませんがもっと上手に言いたかったという意味かもしれません。

いずれにせよ、自分の気持を父親へより明確に伝えたかったという後悔を感じます。

小泉今日子は子供の頃、父親が借金をして夜逃げ同然の経験もしているので、父親に対する気持ちは複雑だったのかも知れません。

または父との確執があったのかもと思ってしまいます。アイドルで売れて大人気になったからといって経済的には成功しても、家族との関係も上手くいくとはかぎりません。

かえってたくさんのお金が入ってくるとギクシャクする家族もたくさんいますよね。

しかし、そんなわだかまりも父の死によって全て受け入れることができるようになったとも取れる歌詞です。

父親の愛を信じられなかったけど、やっと今なら「あなたの子供でよかった」と思っているようですね。

父親のことをずっと許せなかったかもしれませんが最後は許せたのではないでしょうか。

許すことは本当に難しいことですが、許すことでずっと心に抱えていたモヤモヤが消え去ります。

淋しい夜はそばにいてくれるだけでうれしいですよね。言葉にできない気持ちを分かっていてくれて、共感してくれたらどれだけ楽でしょうか。

泣いているのをそっとそばで寄り添ってくれる人は信頼出来る人にしかできません。

そんな信用できる人がひとりでもいれば人生は幸せですよね。

そして、次の歌詞。気持ちを素直に言えなかったから衝突していたのでしょう。素直に言えていればそばに居れたと歌います。

ここはずっと疎遠だった父親との関係でしょうね。何かのきっかけで２人の間に溝ができてしまってそれが長く続いたのでしょう。

コミュニケーションが取れない時期は後から考えると必要な時間だったのかもしれません。

今となっては後悔の気持ちが湧き出ているようですね。

自分のプライドか、父親への怒りか不満か、その原因は歌詞では分かりませんが父親から逃げていた小泉今日子。

そのことを謝る言葉が並びます。父親の死と時間が２人の関係を修復したのでしょうね。

久しぶりの２人の再会のシーンかもしれません。

２人で並んで写真を撮って、お互いに何年ぶりか、何十年ぶりかに抱きしめ合ったのかも。

本当に心が通じ合った瞬間ですね。ずっと父親の気持ちを分かっていた小泉今日子ですが、その想いに気づかないふりをしていました。