はじめに
皆さんこんにちは。
最近ELLEGARDENの記事をたくさん書かせていただいてテンション100の僕です。
一つ心配なことがあるんです。
僕の記事は、「自分がどれだけELLEGARDENを好きか?」ってことを取りとめもなく語っていて、情報量がセロハンテープより薄いです。
他のきちんとしたライターの方々の記事に比べれば、ポケットに丸まっていたレシート同然ですので、そんな僕の記事によって愛するELLEGARDENが二次被害を受けなければいいのですが。
「心配しなくてもお前の記事なんて誰も見てねーよ」と思った皆さん、暖かい励ましのお言葉、ありがとうございます。
今日も僻地から世界の中心に愛を叫びたいと思います。
どうしようもなく暇で暇でソリティアしかやることのないときに見ていただければ幸いです。
今回は名曲「虹」を紹介しますよ。
ちなみにさっきの「二次被害」とかけてます、てへ。
あ、待って帰らないで。
帰ってきたELLEGARDEN
さて、遂に復活しました、ELLEGARDEN。
ボーカルギターの細美武士大師匠は、活動休止になってから毎年、9月7日が来るたびELLEGARDENへの思いを語ってくれていましたよね。
その真摯な姿勢に僕たちは「いつか」を信じ、安堵し感謝してきました。
昨日の晩御飯もあやふやな僕と同じ人類とは思えません。
そして5月10日、復活の一報を聞いてひとしきり喜んだ後、恐ろしいことに気づきました。
「この10年、何してたっけ?」と。
10年
10年と言えば、ウサギの一生に相当します。
僕がごろごろしている間にも、彼らは生命の炎を燃やしています。
また、どんな仕事でも10年続けてやっと見えてくるものがあると言います。
僕がごろごろしている間にも、見習いがオーナーシェフになり、銀座の一等地で店を構えてモデルと付き合っているかもしれません。
何だか最近、子供の頃より時間が早く過ぎて行き、時間の使い方も雑になったような気がします。
あの頃に比べて、長いスパンで物事を考えられるようになった代わりに、足元がおろそかになっているのかなって。
ELLEGARDENの復活にあたって、何だかそんなことを考えました。
RIOT ON THE GRILL
「虹」は2005年に発売されたELLEGARDENの3rdアルバム「RIOT ON THE GRILL」に収録されています。
それまでは「知る人ぞ知るヤバいバンド」だったELLEGARDENが、「RIOT ON THE GRILL」で一気にメインストリームに殴りこんだ印象です。
僕もこのアルバムで知りました。ええ、にわかです。
「初めて聴いたアルバム」というひいき目があるにしても、全編通して暴風雨のようなエネルギーに満ちあふれたえげつない作品です。
今聴いても全然かっこいい。
ELLEGARDENの魅力
個人的にELLEGARDENは「嘘をつかないバンド」だと思っています。
世の中には人生の幸せな部分だけを切り取って歌う歌や、前向きに生きることを応援する歌がたくさんあって、それも時には必要だってことは十分分かってるんです。
けれど、自分のキャパシティを越える出来事なんてそれこそ嫌になるぐらいあって、特に僕みたいな心がケンミジンコほどの大きさしかない人間は「それどころじゃねーよ」って思うこともあるんですよ。
そんな時にELLEGARDENを聴くと、「そりゃあしんどいこといっぱいあるけど、まぁ一緒に頑張ろうや」と言われてるみたいで、その「しんどいことがあるよ」っていう正直さに救われるんですよ。
あぁこの人たちでもやっぱりそうかぁって。
虹
「虹」もやっぱりELLEGARDENらしくて、過去と現在をふらふら往復する僕に、「両方大切に取っておく方法」を教えてくれます。
「虹」というタイトルにも由来があって、2004年のイベント終了後に見た虹からインスパイアされたそうです。
イベント名「NANAIRO-ELECTRIC TOUR」って、おいおい完璧か。
しかも対バンはアジカン、ストレイテナー、椿屋。
悟空とルフィとピカチュウとジバニャンのコラボかよ。
虹のライブ映像と歌詞

気休めぐらいになればいいよ
道に迷って引き返して
時間だけ過ぎて行くけど
積み重ねた 思い出とか
音を立てて崩れたって
僕らはまた 今日を記憶に変えていける
出典: 虹/作詞:細美武士 作曲:細美武士