おかしな恋人 ハチミツ溶かしてゆく
蝶々結びをほどくように
珍しい宝石が拾えないなら
二人のかけらで間に合わせてしまえ

出典: https://twitter.com/spitzlyrics/status/919040446654955521

「珍しい宝石が拾えないなら 二人のかけらで間に合わせてしまえ」という歌詞には、特別な何かがなくても、二人が特別だと思える何かがあればそれでいいという意味が込められているのでしょう。

周りから「おかしな恋人」と言われても、二人の間に温かな想いが通って、理解しあっているならそれでいいということですね。

周りから見たら「おかしな恋人」でも、二人はいつまでも「おかし」のような甘い関係

素敵な恋人 ハチミツ溶かしてゆく
灯りの場所まで 綱渡りしたから

出典: https://twitter.com/spitzbot/status/902304795100291073

周りからは変な二人という意味で、「おかしな恋人」と思われていても、二人はハチミツのように甘くて優しい君ともとはしけったビスケットのようだった僕の「おかし」のような「恋人」なのです。

「綱渡り」のようにいろんな困難を乗り越えてきた二人は、周りから何と言われようと、そんなことお構い無しで、いつまでも「素敵な恋人」でいるのでしょう。

おわりに

スピッツの「ハチミツ」の歌詞解釈をしましたが、いかがでしたか?

世間体よりも、恋人である二人が良い関係であることという歌詞のメッセージは、恋人がSNSに上げるための写真を撮るのを強要してくるということや、周りに所謂リア充だと思われたいがために外出をさせられるよいうようなことが、恋愛のよくある悩みとなっている現代社会において、共感したり、心に刺さったりする人も多いのではないでしょうか。

全く古くならないどころか、むしろ今になってより身近な問題提起をしてくるような歌詞には、スピッツ楽曲の偉大さを感じずにはいられませんね。

そして、冒頭で課題として残していた仮タイトルが「珍曲」である理由についても考えてみました。

仮タイトルが「珍曲」だった理由

仮タイトルが「珍曲」だった意味を歌詞解釈から推測すると、「珍しい」というキーワードから、「珍しい宝石が拾えないなら 二人のかけらで間に合わせてしまえ」という歌詞が関わっているのではないかと考えられますね。

この部分の歌詞を、世間から「珍しい」と言われるような特別な何かがなくても、二人が特別だと思える何かがあればそれでいいという意味が込められていると解釈しましたが、ハチミツ」という曲にも、そんな意味が込められているのではないでしょうか。

たとえ、世間からは何も珍しくもない普通の曲だと言われても、自分たちにとっては特別な曲だったらそれでいいという想いから、草野さんは「珍曲」とつけたのではないでしょうか。

これは個人的に歌詞解釈をした上で考えて出した一つの可能性なので、他にもいろんな解釈があるでしょう。

歌詞だけでなく曲名や、仮タイトルでも想像を膨らませてくれるスピッツ楽曲

こんなところも、スピッツの楽曲が長く、幅広い世代から愛されている理由なのでしょう。

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