守ってくれていた母の手の感触
いつか 小さな子の手を
ぎゅっと握りしめていたあの強さ 残ってる 痛い程に
出典: nostalgia/作詞:Kaori Mochida 作曲:Kazuhito Kikuchi
ここに出てくる”小さな子”は、主人公の幼いころのことでしょう。
遥昔のことでも、お母さんが握りしめてくれた手の感触を覚えています。
”痛い程”というワードからギュっと強く握りしめてくれていたことがわかりますね。
あの時からずっと、お母さんは守ってくれていたのです。
大人になって親の有難さがわかり、親になって親の気持ちがわかるといいます。
まさに主人公もお母さんの有難さを改めて感じている瞬間だったのではないでしょうか。
お母さんの愛をちゃんと感じていたよ
あのドアを開けた その瞬間から 暖かい光あふれ
木漏れ日のように 優しく 包まれてた
I felt there is your love, so always in my life
出典: nostalgia/作詞:Kaori Mochida 作曲:Kazuhito Kikuchi
最後の英文はこう訳すことができます。
”いつも私の人生に、あなたの愛を感じていたよ”
お母さんを暖かく優しい光のように例えています。
いつだって暗い部屋からドアをあけると、あなたは暖かい光で包んでくれた。
そんな解釈ができますね。
暗い部屋は主人公の心を表していると思います。
どんなに辛い時でも、お母さんは主人公の人生に光を与えてくれていたのでしょう。
思い返すと、これまでの人生でどんな場面でもきっとそうだったのです。
いつもお母さんの愛を感じていた主人公、それに気が付くことができてよかったです。
あなたのすべてに感謝
甘えられる存在のあなたに伝えたい
何でも話せるくらいの
心地良さがここにあって
当然のように甘えてきたよね
ちょっと照れ臭くて あまり口に出来ずにいた
出典: nostalgia/作詞:Kaori Mochida 作曲:Kazuhito Kikuchi
何でも話せて、当たり前のように甘えられる関係。
そんな親子の関係って、とても素敵ですね。
普段からよくコミュニケーションも取れている関係性なのがわかります。
甘えられる存在だからこそ、想っているのに伝えられない言葉。
それが次の歌詞ではっきりと伝えられているのです。
精一杯の「ありがとう」
「いつもありがとう」
ここにあなたが残した奇跡 誇れるように、と
汚れずに 真っすぐに 生きてゆくよ
出典: nostalgia/作詞:Kaori Mochida 作曲:Kazuhito Kikuchi
この1行目です。
”ありがとう”が照れくさくて言えない気持ちも分かりますね。
近しい間だからこそ改めて言うのが恥ずかしい。
そんな主人公の気持ちです。
”お母さんが残した奇跡”とは、主人公自身の存在。
誇れる生き方をしたいという強い想いが伝わってくるようです。
筆者も2児の母ですが、我が子がこんなことを想ってくれていたら幸せ過ぎます!
誇れる人生を生きたい、それはきっとお母さんも同じだったはず。
親子という強い絆で結ばれて
花のように憂い眩ゆい微笑み
いつでもそばにあった
離れていたって何より強い絆 躰に流れている
出典: nostalgia/作詞:Kaori Mochida 作曲:Kazuhito Kikuchi