スイミーが収録されているアルバムは?

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「スイミー」は7thアルバム「Crispy Park」に収録されている曲です。

「Crispy Park」はEvery Little Thing(以下ELT)の10周年を記念するアルバムとして発売されました。

その中から3週間後にシングルとして発売されたのが今回紹介する「スイミー」という曲です。

2000年発売の15thシングル「Rescue me/Smile Again」以来となる、7thアルバム『Crispy Park』アルバムからのリカットシングル。
元々アルバム用の曲だったため、シングルでの発売予定はなかった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スイミー (曲)

ちょうど10周年の節目で発売されたシングルとなりました。

実はアルバム収録用に作られた曲だったというエピソードがあります。

「自由に生きる」をテーマにしたドラマ主題歌

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「スイミー」は2006年放送のテレビドラマ「結婚できない男」の主題歌でした。

『結婚できない男』(けっこんできないおとこ)は、2006年7月4日から9月19日まで関西テレビの企画・制作、フジテレビ系列で火曜22:00-22:54に放送されたテレビドラマ。全12回。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/結婚できない男

まさに「独身貴族」と呼ぶにふさわしい主人公を「阿部寛」が演じました。

「いつでも結婚できるけどあえてしない」と自分を納得させながら過ごしています。

「ある出来事から様々な女性たちと出会い、少しずつ価値観が揺らいでいく・・・・・・」

そんなストーリーと重なるような、浮遊感の漂う曲となっています。

何となく泳いでみたものの・・・・・・

「頑固者の主人公が周りとの触れ合いの中で他者を受け入れていく姿」

まるで冷凍庫の中で凍っていた氷が外気に晒されて少しずつ溶けていくイメージかもしれません。

しかし自分の中で作り上げてきた世界から、見たこともない海へと放り出されます。

「おい、俺は泳げないぞ!」と叫ぶ主人公。

「浮き輪があるから大丈夫よ」

ポーンと浮き輪が目の前に飛んできます。

「浮き輪があるおかげでおぼれはしないけれど、これからどうすればいいんだ?」

そんな焦りと不安が迫ってきているような予感がします。

ちなみにこの例えはドラマのストーリーとは全く関係ありません。

海の上を漂っている主人公の心境を想像しながら歌詞を見ていきましょう。

爽やかな風が吹く

浮き輪を受け取ったときの不安や焦りとは対照的に爽やかな風が肌をなでていきます。

「おっ、意外と悪くないな!」

予想していた居心地の悪さをイイ意味で裏切るような感覚でした。

そんな心境を表現するフワフワしていて爽やかなイントロから始まります。

不思議なことがあるよ
きれいなことがあるよ
夏の匂い
⻘む⾵がぼくを通り抜ける

出典: スイミー/作詞:持田香織 作曲:早川大地

今まで何となく避けていた曲を聴いてみたらストライクゾーンど真ん中。

「なんだこれは~!!」

気づいたらイヤホンのゴムが擦り切れるほど聴き込んでいたという経験ありませんか?

意外と食わず嫌いで損していることって多いはずです。

狂おしいほど夢中になっているものがあるときは、他のことに目が行きにくくなるでしょう。

しかも「あなたが夢中になっているものよりこっちの方が断然いい」と言われたらどうでしょうか?

「お前は何もわかってない!」と感じるはずです。

でもふとしたきっかけで「おすすめされたもの」を手に取ってみたときはどうでしょう?

子供の頃に初めて雪を見たときのようなワクワク感に包まれるはずです。

「たまには自分だけの世界から出てみると楽しいことがいっぱいあるよ」という意味なのかもしれません。

今日と明日は違うから楽しい