ジャンヌ・ダルク?
赤い罠で壊れる?
You are so beautiful
消えないでそのまま
恋に落ちそう
染め上げられた My mind
You are so beautiful
かけられた赤い罠
吸い込まれそう oh, oh
壊さないで 僕を
No No No... oh
出典: So Beautiful/作詞:Toshinobu Kubota 作曲:Toshinobu Kubota
主人公の男性は「恋に落ちそう」ということが歌詞の冒頭でわかります。
とにかく女性が美しいんですね。
恋という感情で心が染まる、CMのティントで唇を染めるというダブルミーニングになっています。
この美しさこそが「赤い罠」。男性は恋に落ちると壊れてしまう……と危惧しているんですね。
馬に乗った女性登場
MVは美しい自然の風景から始まり、馬に乗った女性が海辺を駆け抜けます。
青い旗を掲げたこの女性のイメージは、15世紀に活躍したフランスの軍人ジャンヌ・ダルク。
女性は白い服をまとって、裸足で飛び跳ねるようなダンスも披露します。
どちらも同じ女性。強さと美しさを兼ね備えた、現代女性の象徴として描かれているようです。
王子さまっぽい…
久保田利伸さんは椅子に座っているパターンと、立って熱唱しているシーンがあります。
女性が現代版ジャンヌ・ダルクだとすると、久保田利伸さんはフランス王シャルル7世?
ただし歌詞やMVの設定は現代で、恋の話になっているので、その可能性はなさそうです。
黒いマントを羽織り、砂地を歩くシーンもあり、そこが星の王子さまっぽく見えてしまいます。
サハラ砂漠に不時着し、赤いバラを美しいと愛でる物語……この設定もないはずなんですが……。
迷路にハマる
泣いている?
ガラスのような瞳は
瞬間の微笑みは
誰を 何を 見つめるの?
どこに行けばいいのか
どこに立っているのか
雨の迷路で 濡れたまま
出典: So Beautiful/作詞:Toshinobu Kubota 作曲:Toshinobu Kubota
MVの映像は引き続き、椅子に座って歌う久保田利伸さんを軸に、男性と女性が交互に描かれます。
久保田利伸さん演じる男性は砂地に立ちすくんだり歩き回ったり、途方に暮れている様子。
恋に落ちそうで泣きそうな気分なのでしょうか。迷路にハマった状態が表現されているようです。
馬に乗った女性のいる海辺と、同じ砂地でつながっているような感じもしますが、それぞれ別々。
どうやら恋する女性が誰を想っているのか、何を考えているのか、わからないみたいですね。
恋に落ちそうな男性の心情とは
踊りで美を表現
You are so beautiful
もう何もわからない
すべて失くしそう
奪われてゆく世界
You are so beautiful
解かれたくない罠
もうこれ以上 oh, oh
壊さないで 僕を
No No No... oh
出典: So Beautiful/作詞:Toshinobu Kubota 作曲:Toshinobu Kubota
君はとても美しい……というサビ。白い服を着た女性のダンスがクローズアップされます。
女性の美しさに衝撃を受けていて、恋に落ちると自分を見失いそう……ということでしょう。
好きな人のことばかり考えて、日常生活がままならなくなる状態。それほど美しいわけです。
そう思っている時点でじゅうぶん恋に落ちている気もしますが、これ以上はもうムリ!
勘弁して!壊れる!ということですね。でも罠は解かれたくない……どうすればいいのでしょう。
男性は美しい女性に魅せられると、おかしくなってしまう……ものなのかもしれません。
ただ、おかしくなりそう……と気付いている分、まだ冷静な気もします。
このギリギリの感情、男性なら「あるある」と共感する部分かもしれませんが、どうでしょう?