【in the Mirror/Acid Black Cherry】歌詞の意味を徹底解釈！コード譜あり

例えば、失敗を経験したとして、「誠に申し訳ございません」と謝罪したとします。

「いやいや、何にも気にしてないよ。」と優しく微笑みかけられるのと、「ふざけるな！もうお前の顔なんて見たくもない。」と激昂されるのとどちらが楽でしょうか？

後者の方が楽な時があります。

逆にいうと、きつく言って欲しいというような甘え方もあるのかもしれませんね。

「世界よもう終われ」は2012年マヤ暦による「世界の終わりの時」を示唆しています。

このアルバムのコンセプトでもあります。

このまま死んでしまうのは構わない、でも死んだように生きていくのは嫌だということですね。

投げ出したい、でも諦めきれない。踏ん張りどころです。

ただ、本当にダメだと思うなら、一度投げ出してしまうのも一つだと思います。

そうすると何故か楽に向き合えるようになるから不思議です。

諦めたとしても、また何度でもやり直すことはできます。

完全に諦めてしまったらお終い。と考えると、世界の終わりはもしかしたら各々の心の中にあるのかもしれませんね。

答えを求めた以上、逃げ出すことはできません。

他人（ひと）から逃げることはできても、自分から逃げることはできないからです。

答えは結局出せないまま、ただ楽になりたくて逃げ出したとしても、結局は答えを求めて元の場所に戻っていたりします。

今は自分を嫌いでも構わないのではないかと。

きっと輝ける時がきて、「まあ、ちょっとはマシになったかな。」と思えればそれで良いではないですか。

何のことは無い、Am、C、Fmaj7、E7の繰り返しです。

このシンプルなコード進行の中に、珠玉のメロディーが詰め込まれているというのが、このパートのミソでしょう。

引き続きシンプルですね。F主体に展開しています。Gの効果的な配置にも注目したいところです。

BmからBm /AそしてGと続く流れがとても綺麗です。

ルート音がシンプルに下降しています。

文節の途中途中でコードが変わります、歌い手として歌いやすいとは思えないアレンジですね。

楽曲重視で製作した証ということでしょう。

内に向かっていく悩みと、それでも外を向かなければならない悩み、これはずっと続いているような気がします。

似たようなことを繰り返しながら、人は成長していくしか無いのではないでしょうか。

40歳は、よく人生の折り返し地点といわれます。

ここで一度今までの人生を振り返ってみたくなったのではないでしょうか。

青春の輝きを思い起こすとき、それは楽しいことばかりではありませんでした（というか辛いことばかりでありました）。

しかし、辛いことがなければまた、楽しいと感じることができないのも人間の性（さが）です。

あまり深く考えずに、今を思い切り楽しみましょう！