信じては裏切られてる 見渡せばいつでも
Nobody else モウダレカニ 頼るのはやめて

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

ここで歌われるのは「裏切られる方にも非がある」ということです。

人を信用することは悪いことではありません。

しかし裏切られたときの落胆が大きいのは、自分が人に頼り過ぎていることも関わってくるのではないでしょうか。

自分をちゃんと信じていれば、誰かに裏切られたとしても進んでいくことが出来るはずです。

大切な秘密に いつでも
手招きされてるようで
このままじゃ 前に進めない

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

事を成し遂げる近道は、地道に積み上げていくこと。

しかし、どこかに抜け道があるのではないかと考えてしまうのが人間の心理です。

そんな甘い誘惑に囚われていてはいつまで経っても前へ進むことはできません。

キミを追い掛ける主人公が思うのは

手を伸ばして キミに届くように
強がるだけじゃ守れない この思いは群青
狙い定め ヒキガネを引いて
誰にも真似できない本当の愛で今 撃ち抜くから

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

ここで描かれるのは、一歩先を行くあの人を追いかける主人公。

群青という色合いで表現されるのは、心模様の複雑さ。

「強がるだけじゃ守れない」というのは、前へ進むためには本当の強さが必要のような意味でしょう。

そして後半に登場する「誰にも真似できない本当の愛」という言葉。

自分の道は他人が決めてくれるものではありません。

自分で試行錯誤して進んでいくからこそ、そこにたどり着けるのではないでしょうか。

人として当然の弱さ

大人になってしまうことで 大事なこと忘れて
Lose my way 自分さえ 信じられなくて

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

「子供の頃は自分の思ったことを声を大にして言えた」という人は多いのではないでしょうか。

大人になるにつれて人は順応することを覚えていきます。

これは必要な面もあれば、裏を返せば周りに流されるということ。

そうして自分の意志を示せない人が増えていくのですね。

耳障りなノイズばかり 飲み込まれそうになる
Never forget キミヒトリじゃないんだってこと

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

自分の思うことに自信がないと、周りの意見に頼りたくなってしまうもの。

人は1人では生きていけません。

「みんなが言ってるから」ということの安心感は当然のこと。

誰しもそれに流される気持ちを持っているということがここで歌われます。

迷っては 深く傷ついて
いつしか 受け止めたキミの
愛に触れて強くなってゆくの

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

人は迷う生き物であることと、弱い自分と真摯に向き合ってくれる人の存在が人を強く成長させることが描かれます。

迷って傷ついて強くなっていくからこそ価値があるのです。

最初から強い人間なんて、なんの面白みもないのではないでしょうか。

心からの望みに気付いて

手を伸ばして 自由を掴まえに
不思議なくらい怖くない この思いは純情
狙い定め ヒキガネを引いて
誰にも真似できない本当の愛で今 撃ち抜くから

出典: grilletto/作詞:toku、メイリア 作曲:toku

「自由」の定義は様々ですが、自分の望みを叶えることもその一つでしょう。

自分の心からの望みに気付いた主人公が真っ直ぐにそこへと向かっていく様子が描かれます。

きっとそれに気付けたときというのは、抱えていた不安などなくなってしまうのでしょう。

1番、2番を通して葛藤を乗り越えていく様子が力強く表現されていましたね。