NEWS【シリウス】歌詞の意味を徹底解説！終わりそうな恋…時間は止められる？星座に込めた想いが切ない

今回ご紹介するのは「NEWS」の7枚目のオリジナルアルバム「QUARTETTO（カルテット）」収録曲。

このアルバムは“4人で奏でる”という意味が込められていて、NEWS史に残る名盤アルバムでもあります。

そしてこの名盤アルバムから注目した楽曲は星座でも有名な「シリウス」です！

「シリウス」といえば和名ではおおいぬ座。地球上から見える恒星としては一番明るく見える星ですね。

冬の夜空を見上げて、一番最初に見つけることができるあの星です。

冬の大三角形としてオリオン座とこいぬ座と共に覚えている方も多いのではないでしょうか。

その「シリウス」をタイトルにつけたのにはどんな意味があるのでしょう。

歌詞を紐解いてみると、その答えが見えてくるかもしれません。

それでは早速、歌詞を独自解説してみます！

恋を知っている人なら一度はこんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。

“大好きな人と一緒にいられる今この瞬間が永遠となればいいのに”と。

しかしその背景には離れなければならない運命のようなものを感じます。

だからこそ「時を止め」や「夢のまま」という非現実的なワードが使われています。

手に入らない「君」を想う主人公の気持ちが伝わってくるようです。

どれだけ願っても変えられない運命とは時に残酷です。

主人公は彼女を失い、永遠だったはずの想いが消えてしまったのでしょう。

1人取り残された悲しみをどうすることもできなくて、空を見上げている様子が伝わってきます。

4行目の「行き場のない」というのがなんとも悲しいセリフですね。

空を見上げるその目にはきっと涙すらなく、ただただ、途方に暮れているようでもあります。

この部分は歌詞中で何度も繰り返し歌われています。

最初は名前だけを呼んでいたのに、3行目では「僕のスレンダー」と歌います。

決して手に入らない存在なのに自分のものであることを願わずにはいられないのでしょう。

そして、夢のなかでは永遠に結ばれているのです。

だからこそ、このままいられたらどんなにいいかと思ってしまうのです。

現実を受け入れることができずに、叶わぬ想いを願っています。

それほどまでに主人公にとって大切な存在だったのでしょう。

光輝く星のように。

なんとなく感じていた終わりの予感。

何がそう思わせたのでしょうか。

いつかは終わってしまうと思いながら一緒にいることほどつらいものはありません。

恋愛においては特に相手との距離を感じてしまうとうまくいくものもいかなくなることがあります。

この主人公がどんな瞬間に終わりを予感したのかはわかりません。

しかし失いたくなかった「君」を失った事実があり、主人公はまだそれを受け入れることができないでいます。

2行目のように君との思い出を探してしまうのは条件反射のようなものかもしれません。

それくらい「君」を求めているということでもあります。