感動のカギを握るタイトルの「。」
「約束。」は2016年10月リリースの「超ハジバム3。」に収録されています。
シングル・アルバムのタイトルには句点、矢印、8分音符などの約物が多く用いられている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハジ→
特徴であり個性であり聴く人を引き付ける、ハジ→が使う記号。
楽曲タイトルなどに句点の「。」が効果的に使われています。
今回のタイトルは「約束。」。
約束という二文字だけなら、気持ちはそこで途切れたまま。
「。」があることで、約束の前にも後にもストーリーがあることを予感させます。
抑えきれない気持ちを託して
一行の英語で始まります
Will you marry me?
出典: 約束。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
プロポーズをする男子は自分の決意を伝えようとして、テンションはMAXですね。
落ち着いて大事な言葉を相手に伝えようとしても、頭が真っ白なんてこともあります。
大切なプロポーズの一行めを英語にしました。日本語にすれば「結婚してください」。
自分の気持ちをストレートに表した英語で、直球勝負してみました。
迷いが無いことを、自分に言い聞かせる一行にも聴こえます。
こらえる涙は透明色
目が合わせられない
今ならその目を見て言えるよ
君を幸せにする自信があるから
待たせたよな
たくさん苦労かけたよな
出典: 約束。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
普段は口にしない思いやり。でもそれを素直に言葉にした歌詞ですね。
プロポーズを受ける側は、胸キュンでうずくまりそうです。
待つことが当たり前と自分に言い聞かせて、表情に出さないようにしていたのに…。
心の奥で耐えていた寂しさを理解していてくれたことに、ちょっとビックリ。
目を合わせたくても、滲んだ涙が恥ずかしくて下を向く場面が見えてきます。
言葉に込められた思いがドンドン迫ってくるけれど、必死で受け止めるだけで今は精一杯かも。
ポロポロと涙がこぼれて、もう顔が見られません。頬を伝う透き通った涙はうれし涙です。
自分だけで過ごした時間も、良い思い出に変わっていきます。
一人で迷いに耐えていたから、信じることができました。
涙も悩みもすべてはこの時のためだったのですね。
幸せの真ん中で
守ってくれたことに…
約束通り迎えに来たぜ
俺と結婚してくれないか?
出典: 約束。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
二人の間では約束をしていた結婚。でもプロポーズまでには少し時間が必要だったようです。
もう子供ではない二人は、結婚のための色々なハードルを越える必要があったのでしょう。
口約束なんて軽い言葉もありますが、心と心をつないだ約束。
忘れることなく戻ってきました。
君の前に立ってプロポーズをするために戻ってきた俺。
地球の上に、俺と君の二人しか存在していないような場面です。