西野カナと言えば…
女心の代弁者
筆者から見た西野カナは、恋が大好きなおしゃれな女の子、というイメージがあります。
普通に言ったらわがままに聞こえてしまうようなことも、彼女の歌を通して聴けばかわいい甘えたセリフに聞こえる。
恋をする女の子の切ない気持ちも、恥ずかしくて言えないような本音もサラっと表現してしまう。
まさに女心の表現者。
恋をしている女の子にも、女心が読み切れない男の子にも聞いてほしい曲がたくさんあります。
40000人の中から選ばれた歌姫
16歳の時に受けたオーディション「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」にて彼女の才能は世に出ることとなりました。
女優オーディションだったのですが、その歌声に聞きほれた審査委員により40000人の中から歌手の才能を見出されました。
順風満帆なように見えて実は努力家
オーディションの翌年にSME Recordsと契約し、19歳の時にメジャーデビュー。
デビューの半年後にはなんとシンディ・ローパーのジャパンツアーにてオープニングアクトを務め、その後の活躍については改めて記載する必要がないほどの人気者。
だけどその人気は彼女の「努力」が生み出したものだったのです。
オーディションからデビューまでの高校生時代を準備期間とし、ボイストレーニングに当てました。
また、得意の英語を生かすために大学への進学し、デビュー後の忙しい時期に学業も両立しながら見事卒業も果たしました。
彼女の歌詞や歌声に力強さや魅力を感じるのは、そんな彼女の「努力」がしっかりと生きているからなんですね。
努力家なのにそんな素振りは一切見せない、かっこいい女性「西野カナ」なのです。
西野カナの綴る歌詞
デビューするまでは作詞経験が全くなかったが、「自分の歌う歌だからこそ、自分の言葉で伝えたい」という想いから言葉を綴るようになりました。
曲を聴いて、自身や友人の経験談などから何度も言葉を選びながら歌詞にしています。
大人には響かない?
2012年に朝日新聞に載せられたコラムでは文芸評論家の加藤典洋が「ファーストフードのような歌詞」と論じたようです。
着うたやCMなど短いパーツでも映えるように作られている分、全体の意味のつながりはバラバラ、と語ったようですが、筆者はそうは思いませんでした。
ケータイ文化と合わせて進化した楽曲たちなんて言われ方もしています。
たしかに、耳なじみしやすいメロディと、サビだけでも成立する世界観は見事だと思います。
おじさんには伝わらないのかな?なんて言うと怒られそうですが、乙女心をがっつり掴む分、乙女心がわからない人には響かないのかもしれませんね。
「Girls」は戦う女の子に向けた応援歌
辛いことがあっても、めげそうになっても前だけを向いて明日へ向かって歩いていく歌です。
「かっこいい女性像」が歌われた歌詞に注目です。

それが女の子なの
花のように強く
風のように優しく
雨の日も美しく
それが女の子なの
たまに人知れず泣いたりしても
自分で決めた道 諦めたりしない
出典: https://www.uta-net.com/movie/233122/
歌詞の冒頭に歌われるのは「理想の女の子像」。
女の子はこうあるべき。
強く、優しく、美しく。
だけどそんな毎日だけじゃない、強くなれない時も、優しくなれない時もある。
しかし女の子は「自分で決めた道」はたとえ人知れず涙を流したとしても決してあきらめません。
I'm gonna live until I die
I'm gonna laugh instead of cry
出典: https://www.uta-net.com/movie/233122/