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2018年06月13日更新

本当の「キセキ」GReeeeNの「ソビト」に込められた歌詞を読み解く

映画「キセキ-あの日のソビト-」の主題歌でもあるGReeeeNの「ソビト」。映画との関連性、曲「キセキ」との関係は?そして「ソビト」に込められた想いとは?歌詞の秘密に迫ります。

話題の映画「キセキ-あの日のソビト-」

2017年1月28日に公開された映画「キセキ-あの日のソビト-」が話題となっています。


この映画GReeeeNの大ヒット曲「キセキ」の誕生にいたるまでの兄弟の物語を、松坂桃李さん、菅田将暉さんのダブル主演で、描いています。


メンバー全員が歯科医で、顔出しNG。異色のミュージシャンでありながら、多くのヒット曲を送り出してきたGReeeeN


彼らが、CDデビューを目指して、失敗と挫折を経験しながら成長していく姿を、プロデューサーである兄ジン(松坂さん)とGReeeNメンバーである弟ヒデ(菅田さん)の姿を中心に、紡いでいくストーリー。


GReeeeNの前身である「グリーンボーイズ」のメンバー役の菅田さん、横浜流星さん(ナビ役)、成田凌さん(クニ役)、杉田遥亮さん(ソウ役)が、本当に「グリーンボーイズ」としてCDデビューを果たしたのも話題になっています。

「ソビト」ってどういう意味?

映画のサブタイトルにもなっている「ソビト」ってどういう意味なんでしょう。


気になる人も多いのではないでしょうか? 実は、「ソビト」とは、GReeeeNによる造語で、素人または空人を意味し、自由に新しいことに挑戦していく人のこと、だそうです。


映画をまだご覧になっていない方は、「ソビト」の意味をスクリーンで味わってみるのもいいかもしれません。

「ソビト」の歌詞とは?歌詞に込められた想いとは?

それでは、これから「ソビト」の歌詞を見ていきますが、歌詞をさらっと見るだけで、あることに気がつくと思います。


そう、大ヒット曲「キセキ」とフレーズが重なるのです


例えば、出だしの「1000年前」というフレーズ。キセキでは「何千年時を越えよう」という歌詞があります。 また、サビではそのものずばり「キセキ」という歌詞が・・・。


そして2番の歌詞では、「最後の1秒」「時を越えよう」「君の手を包む」など。 「キセキ」と「ソビト」の関係性はどうなっているのか? 「ソビト」の歌詞を丁寧にみていきたいと思います。

例えば遠く離れても 答えはすぐ言える
時々不安になるけど 信じていてほしい
難しいことで溢れた 世界は1000年前も同じで
君と出会って初めまして 真面目な感じでごめんね

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GreeeeN

出だしの「例えば遠く離れても・・・」というフレーズから想像されるのは「遠距離恋愛」でしょうか?


誰しもが愛しい人が離れると不安になるもの。それでも自分の気持ちは変わらない、信じてほしいというメッセージなのかもしれません。


そして、「1000年前」というフレーズ。 この「1000年前」が何を意味しているのか?そして1000年前にも溢れていた難しいこととは何なのか?ここではまだ紐解けません。

信じているから あなたが好きだから
よそ見なんてしてたら ひねりつぶすから
覚悟は出来てる? 何度も伝えて
どんな毎日も 思い出に

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GreeeeN

Bメロでは、難解なAメロとは逆に、ストレートな言葉が続いています。


前に出てきたのが「君」への問いかけ。


ここでは「あなた」と問いかけていることから、その対比で女性が男性に想いを伝えているように受け取ることができます。

君の言葉 僕の気持ちが重なって 何か生まれて
そうやって繋がって続く 今日もキセキ
僕らきっと 愛せるもっと やっとここが互い『場所』なんだ
間違い すれ違い それでもいい
君となら

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GreeeeN

そしてサビの部分。


Bメロの歌詞を指しているだろうと思われる「君の言葉」とAメロの歌詞を指しているだろうと思われる「僕の気持ち」が重なり、愛を育み、そして何かが生まれて、繋がって続いていく「キセキ」・・・。


これは、一見すると男女の愛を歌った歌のように見えますが、どうなんでしょう?


2番の歌詞を詳しくみていきましょう。

願いが叶うのなら 最後の1秒までって祈って
時を越えよう さぁ手をつないで 恐れるものなんて何もない

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GreeeeN

実は、「キセキ」にも同じようなフレーズが出てきているのですが、よくわからないのです。


最後の1秒とは、どちらかがこの世からいなくなる瞬間のことを意味しているのか?


時を越えるとは、どういうことか?


(ちなみに、キセキでは何十年、何百年、何千年と時を越えます・・・)

あなたのすべてが恋しい 伝わって
世界最高の恋を 抱き合って
温もって 世界中で

もしも君がいなくなって
もしもあなたがいなくなれば
空の青も虚しいだけ
生きてる意味ないんじゃない

世界中で君を探して 見つかって 愛が生まれて
そうやって繋がって続く 愛のキセキ
僕らきっと 愛せるもっと そっと君のその手包むんだ
瞬きしないで見つめている

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GreeeeN

ここでも、君と僕の男女の愛が歌われているように見えます。


ただ気になるのが繰り返し歌われる「世界中」のフレーズ。


「世界」という壮大なスケールの中で、君を探して見つかって繋がっていく「キセキ」。


もしかすると、君という存在は、恋愛対象としての恋人だけではなく、出会うことによって僕が変わっていく存在・・・


すなわち、僕が関係し、影響を受ける多くの人びとと繋がっていくことで、また新たな出会いがあり、更に繋がっていく・・・ 「世界」という横軸(=距離)に、そんな意味がこもっているのではないか?と解釈してみました。

世界中で君と出会って 抱き合って 愛が生まれて
そうやって繋がって続く 愛のキセキ
あの日のソビト 君に誓うと 振り返ると君が笑うんだ
探して 出逢って 気付いて
さぁ 歩きだそう 

出典: ソビト/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

ラストでは、壮大な世界観とも思えるフレーズが出てきます。


そこに、「難しいことで溢れた1000年前の世界」「最後の1秒」「時を超える」という紐解けなかったフレーズを解くカギがあるような気がします


すなわち、ここで歌われているのは、「時代(=時間)」という縦軸なのではないでしょうか。


世界中で君と出会って、抱き合って、愛が生まれて繋がっていくということは、すなわち子孫が繋がって時代が繋がっていくこと


ここで、「難しいことで溢れた1000年前の世界」の意味をもう一度紐解いてみれば、1000年前に愛が生まれたからこそ、1000年後の今のぼくらが繋がっている・・・そんな感じに受け取ることもできます。


そして最愛の人と「最後の1秒」まで一緒にいた時間も、たとえその人がこの世からいなくなったとしても、そうやって繋がっていった子孫は、時を越えて生き続ける・・・。


もっと身近なことをいえば、父と母が出会ったからこそ、元気だったからこそ僕が存在する。


映画「キセキ」では、音楽に反対する厳格な父に対して反発する兄ジン、そして父に従いながらも音楽を目指す弟ヒデが描かれていますが、どんな親子であっても子を愛し、命を与えてくれた親に感謝する・・・


そんなメッセージが込められているのかもしれません。 そして、あの日の「ソビト」は、素人っぽさをもちながら自由な発想を持っていろんなことにチャレンジしていく人たち、そう、「キセキ」や「ソビト」といった歌を歌い続けるGReeeeNそのもの。


そんな「ソビト」であるGReeeeNが、アーティストとして歯科医として、二足のわらじを履きながらやっていくことを誓った10年前を振り返ると、笑って認めてくれたいろんな人がいるからこそ、自分たちがいる。


(音楽に反対していたジンとヒデの父もそのひとりといっていいでしょう) だからこそ、また、新たな繋がりを探して、GReeeeNは歩き続けていく・・・そんな決意の歌というふうに解釈してみました

「キセキ」と「ソビト」から読み解く、GReeeeNのいままで、そしてこれから・・・

実は、この「ソビト」は、10年前からGReeeeNが温めていた曲なんだそうです


ということは、この「ソビト」は、曲「キセキ」と同じ頃につくられた、映画「キセキ」でメンバーが奮闘していた時期と重なるわけです。


似たようなフレーズがあることからもわかるように、「キセキ」と「ソビト」は、同じ世界観で創られた歌なのかもしれません。


GReeeeNの曲は、一般的な男女の「恋愛」を歌っているカタチをとりながら、実は、恋愛を含めたさまざまな「愛」のカタチを歌っていると思われる曲が存在します。


この「キセキ」「ソビト」も、「兄弟愛」であったり、「親子の愛」であったり、「メンバー愛」であったり、さまざまな「愛」のカタチを、「男女の恋愛」に例えて歌っているような気がします。


そして、「キセキ」「ソビト」で歌われているのは、『世界』という横軸と『時代』という縦軸の大きな「セカイ」の中で、ちっぽけだけど、その「セカイ」を超えてみせようとするぐらい、素人的で自由な「ソビト(=GReeeeN)」の物語といってもいいのかもしれません。


GReeeeNの「キセキ」誕生までのストーリーには様々な意味で、本当の「キセキ」がありました


詳細は映画をみていただくとして、デビューしてから10年経っても変わらないGReeeeNが、これからどんな活動をして、どんな曲をプレゼントしてくれるのか、とても楽しみです。


いつまでたっても「ソビト」である彼らにこれからも期待していきたいと思います。

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心を動かす歌の「詞」(ことば)たち・・・
アーチストの歌詞に込められた”想い”を、いろんな視点から探っていきます。

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