「Journey through the Decade」おまけメモ
これまでGACKTの楽曲の作品発表は日本クラウンおよびDEARSのレーベルでしたが、この歌は「仮面ライダーディケイド」の主題歌として起用されたこともあり、GACKT史上初めてavexの作品発表となりました。
また、これまで作詞も作曲もGACKTが自ら手掛けていくものがほとんどでしたが、この歌の作詞は藤林聖子、そして作曲はRyoが担当。初めて自分以外の人物が作詞作曲をしたという変わり種のシングルとなりました。
「Journey through the Decade」に込められたGACKTの思い
「Journey through the Decade」、つまり「10年の時を越えて」という歌にはGACKT自身のどんな思いが込められているのでしょうか。
この曲名が示すようにこの曲を発表した2009年はGACKTにとって特別な年、ソロ活動10周年に当たる年でした。
当初、彼自身仮面ライダーとのタッグを組むことにそんなに前向きではなかったようですが、制作サイドからの熱意に心を動かされたと語っています。
また、仮面ライダー主演の井上正大とはプライベートでも「兄貴と弟みたいな関係」だったため、彼をサポートしたいという気持ちも大きかったようです。
GACKTの人間性を垣間見ることができるエピソードですね。
この曲のリリックの一節に「次はお前の番だ」という言葉があります。
仮面ライダーの視聴者が主に子供であることを考えると、次世代を担う子供たちがこの曲を聴いて時代を繋いでいく…。
歌詞の意味をきちんと理解することはできないとしても感覚的に「カッコいい」と思ってほしい、というのがGACKTの願いでした。
また子供と一緒にこの曲を聴く親たちにも問いかけてもいるように思えます。
自分の生き方に誇りを持っているのかを自分の心に聞いてほしいというメッセージがこの歌を通して発信されていたのです。
第1位「ANOTHER WORLD」
GACKTと言えば、やはりこの歌を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
01年にリリースされたにも関わらず、未だに色あせることのない名曲です。
誰よりも遠くへ
夢なら醒めないで
この空の向こうへ
「you can see the another world」
出典: https://twitter.com/GACKT_KashiBot/status/915645271203225600
サビのリリックのクールさもさることながら、この楽曲の特徴と言えば、リリックで随所に韻を踏んでいるところが挙げられます。
ラップなどではおなじみの韻ですが、ロックのジャンルで韻を踏むというのは極めて異例のこと。それだけにGACKTのセンスが垣間見えた楽曲と言っても過言ではないでしょう。
「ANOTHER WORLD」おまけメモ
未だに「GACKTの代表曲」の呼び声が高いシングルですが、このシングルでGACKTは自身初の紅白歌合戦出場を果たします。
この年以降NHKとの結びつきが強くなり、テレビ出演が飛躍的に増えましたが、まさにそのキッカケを作った一曲とも言えるでしょう。
ライブでの「ANOTHER WORLD」の演奏
この「ANOTHER WORLD」はGACKTがギターを演奏しています。
時間はわずか3分11秒とかなり短めです。
2003年のツアーまでは原曲のまま歌われていましたが、それ以降はキーを半音下げて演奏されるようになりました。
またしばらくライブでの演奏がなくなり、ファンを心配させていた一面もありました。
それから時を経て2013年の「GACKT LIVE TOUR 2013 BEST OF THE BEST vol.1 M / W」に再び登場しファンは狂喜したのでした。
人々の想いを熱くする楽曲でもあるので、ライブで聴く迫力は比べ物にならないほど心に響くのでしょう。
まとめ
クールなロックから、甘いラブバラードまでマルチな才能を発揮してきたGACKT。カラオケで歌うのはもちろん、ダウンロードしてその美声を堪能するのもオススメです!
ストイックな心に秘めた情熱やそれと裏腹に繊細に奏でる歌声。
どこを切り取ってもGACKTのパフォーマンスのレベルの高さに感動してしまいますね。
またメッセージ性のある歌詞も注目すべきポイントとなっています。
ランキングで第1位に輝いた「ANOTHER WORLD」にもある想いが込められているのです。
こちらの記事では歌詞の内容を独自に解説しています。
楽曲の魅力を再認識しながらGACKTが本当に伝えたい言葉とは何か?を是非ご覧になってみてください。
誰にでもある世界だからこそ当たり前になりたくない!
そんな彼の信念が詰まった楽曲なのかもしれません。
【ANOTHER WORLD(GACKT)】歌詞の解釈!貴方に見える"アナザーワールド"の意味とは? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
GACKTさんの代表曲の一つ『ANOTHER WORLD』はお笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤さんがモノマネをしていることでも有名!今回はこの歌詞の意味を独自に解釈してみました!貴方に見える"アナザーワールド"の意味とは一体?
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね