疑わなかった 君を見つけたことを
この空の下で 強く咲いた花のように
交わした微笑み 手にした喜び
ふたりの場所を求めて 時間を越える
出典: Heart/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
あなたを見つけられたことが自分の誇りでもある。主人公は自分自身にそう呟くようです。
ふたりで過ごしたかけがえのない時間や分かち合った感情は、いくつもの困難を経て、現在につながります。
あの時の経験と誇りが、時を越えて、今の二人をよりいっそう強く照らします。
止められない想いが「あふれ出す涙」となる
ずっと抱きしめて 君を抱きしめて
熱いこの想いに あふれ出す涙
ずっと抱きしめて 愛を抱きしめて
熱いこの想いを 約束の明日に刻もう
出典: Heart/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
本当に大切なものに気付いた主人公は、その愛を抱きしめて、共に明日へ進んでいくことを胸に刻みます。
歌詞の中で繰り返される「あふれ出す涙」という描写からは、止めることができないほどに自然と湧き上がる想いが表現されています。
「Heart」のコード譜をチェック
E A E B
あきらめなかった 僕を見つけることを
E A E B E
この街の中で やがて昇る朝陽のように
出典: Heart/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
原曲のキーは「E」で、冒頭のAメロではスリーコードのみのシンプルな構成となっています。
ギターでのローコード「E」や「A」が持つ開放弦の響きがポイントになっていて、曲の持つ雰囲気に合わせるように、伸びやかに、かつ豪快にかき鳴らしていけると理想的です。
A B E A B E
描いた憧れ なくしたサヨナラ
C#m7 B A F#m7 B E
たがい の道を歩いた 季節 を越えて
出典: Heart/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
Bメロに入ると二つのマイナーコードが登場しますが、Aメロからのストロークのまま、淡々と弾いていくことで雰囲気を維持することができます。
また、コード「E」の部分においては、お好みで「Esus4」を挟むことで原曲の雰囲気により近づくでしょう。
A B C#m
ずっと 探してた
A B C#m
君を 探してた
A G#7 C#m
そしてこの 心に
F#m7 B
あふれ出す 涙
出典: Heart/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
サビはコード「A」からのスタートとなります。
キー「E」の楽曲において、コード「A」から始まるサビ、というところが特徴的です。
ポイントとなるのが「G#7」のコードで、こちらは曲中での唯一のノンダイアトニックコードです。
このコードがひとつ使用されることで、直後の「C#m」が際立って聞こえます。
福山雅治はアコギマニア
本曲のMVでも使用されているように、福山雅治はヴィンテージアコースティックギターを複数所持していることでも知られています。
使用楽器
ギブソン J-45 '47
ギブソン J-200 '59
マーチン D-28 '79
マーチン 000-28 '68
マーチン D-45 '79
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/福山雅治#使用楽器
どれもヴィンテージギターとして大変価値のあるもので、海外ロケの際には頻繁に現地のギターショップを訪れているようです。
また、自身がMCが務めたラジオでも、ギターに関する話題は頻繁に持ち出されていて、そこからは深い「ギター愛」が感じられます。
ラウンドショルダーの「J-45」
ギブソン「J-45」は、ヴィンテージとしても多く流通している定番のアコースティックギターで、年代によって形状が異なります。
1947年製の「J-45」は、「ラウンドショルダー」と呼ばれる丸いボディと、曲線のないプレーンな形のピックガードを持っていることが特徴です。