歌詞を見ながら聴く音楽

ダークで鋭い視点

amazarashiの2019年版おすすめ人気曲ランキングTOP10!深すぎて聴くと人生が変わる!?の画像

歌詞を見ながら聴きたくなる音楽」をコンセプトに活動するamazarashi

彼らはシリアスな精神世界を題材にすることが多く、地の底から這いあがる力を与えてくれます。

今回はamazarashiの2019年版おすすめ人気ランキングTOP10をご紹介。

彼らが最も重視する「歌詞の意味」に焦点を当てていきます。

ぜひ、彼らにしか表現できない素敵な楽曲の数々をお楽しみください。

10位 多数決

「多数決」の餌食になる

2016年2月24日リリースのアルバム「世界収束二一一六」に収録されている「多数決」。

賛成の多い意見を良しとする「多数決」は民主主義を象徴する考え方といえます。

ところが、これらは「多数決」による多数派と少数派のバランスを取ることが不可欠。

少数派を「悪」と見做し、責め立て、追放し、追い詰める…。

このような行為は「多数決」の本来の趣旨にそぐわないでしょう。

楽曲「多数決」には、少数派の立場から描かれた屈辱が綴られています。

多数派と少数派の摩擦から生じる格差や争いは、もはや他人ごとではありません。

9位 月曜日

学校生活で味わう疎外感

2018年3月12日に配信限定リリースされた「月曜日」。

MVにもなっているマンガ「月曜日の友達」のために書き下ろした主題歌となっています。

学校がスタートする「月曜日」に湧き上がる息苦しさを乗り切ろうともがく主人公。

学校生活に溶け込もうとするほどに、個性の芽を摘まれるような感覚を味わいます。

そして、適応できない自分を「地球外生物」や「超能力者」と語り、深い疎外感を表現。

楽曲の終盤では感動的な展開が待っていますよ。

8位 さよならごっこ

今までのamazarashiとは違う

2019年2月13日リリースの「さよならごっこ」。

アニメ「どろろ」のED曲として書き下ろされました。

今までは「心の叫び」にも似た表現がメインだったamazarashiですが、今回は少し違います。

「優しさ」や「愛情」を意識した、温かい楽曲になっているのです。

悲しい経験を優しく見守る歌詞は、アニメの登場人物「どろろ」の視点で綴られたのだとか。

7位 もう一度

くたばるわけにはいかない

2014年10月29日リリースのアルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録されている「もう一度」。

堕落した主人公が人生をやり直そうと気力を振り絞る様が描かれています。

散々味わった絶望感。

失ってしまった数々の人間関係。

もう夢も希望もとっくに尽きた。

一見生きる意味がないと感じられる人生であっても、「くたばるわけにはいかない」と立ち上がります