あなたを知らない世界の方が
ずっとマシだったと笑う
出典: ツキミソウ/作詞：竹中雄大 作曲：竹中雄大・沖聡次郎
よく失恋曲に出てくるフレーズです。
主人公は元恋人と付き合っていた世界がすべてだったのでしょう。
しかし別れてしまって世界が霞んでしまっている主人公。
主人公はこんなことなら出会わなければ良かったと強がるようになっています。
自分の気持ちに蓋をして素直になれない様子が書かれています。
すれ違う二人
いつしかすれ違う日々の中で
本音隠しながら気づかないふり
出典: ツキミソウ/作詞：竹中雄大 作曲：竹中雄大・沖聡次郎
これは付き合っていたときのことでしょう。
最初は上手くいっていてもいつのまにかすれ違いが起きてしまうのが普通です。
すれ違いが起きてしまったときにしっかり本音で話し合うことでより仲が深まることだってあります。
しかし主人公たちは喧嘩を恐れ、いつしか本音で話し合うことができなくなってしまいました。
そしてうすうすそれを感じていながらも、お互いが心を通わせようとしないことに気づかないふりをしてしまいます。
もしかするともう別れが近いことを感じていたのかもしれません。
溢れてくる思い出
茜色のこの街眺めては
こんなにもあなたのこと思い出してばかり
忘れたいのに 今更素直にはなれない
分かってるんだよ 今も心は泣いてるよ
出典: ツキミソウ/作詞：竹中雄大 作曲：竹中雄大・沖聡次郎
夕焼けで茜色に染まる街を見ながら主人公は元恋人のことを忘れたいと願いながらも思い出しています。
それほど好きならばもう一度やり直す選択肢もあるはずです。
しかしきっと強がりな主人公なのでしょう。
元恋人のことが未だに好きなことを認めたくないようです。
しかし様々な思い出が蘇るたび心を痛める主人公は自分に言い聞かせるようにつぶやきます。
わかってるんだと。
2番 歩き出す主人公
1番ではなかなか忘れられない主人公の思いが書かれていました。
2番では主人公は元恋人を忘れて歩き出す決意をします。
主人公の気持ちの変化に注目です。
奪われた世界
季節を越えてあなたはまた
世界を奪っていく
感じるぬくもりがそっと
私の未来も奪う
出典: ツキミソウ/作詞：竹中雄大 作曲：竹中雄大・沖聡次郎
別れてから月日が経ってもまだ忘れられない主人公。
1番でも書いた通り、恋人といる世界が主人公のすべてでした。
その恋人がいなくなったことにより世界を奪われたも同然のようです。
そして別れてからもなお大きくなっていく元恋人の存在。
奪うという表現をしていることから少し悲しい別れをしてしまったようにも捉えられます。
そして暖かい風に吹かれては元恋人のぬくもりを思い出し、悲しくなってお先真っ暗の状態です。
止まってしまった世界
時計の針は突然止まる
あなたが告げた言葉で
どうしてここでひとりなんだろう
流した涙の意味を ねぇ教えてよ
出典: ツキミソウ/作詞：竹中雄大 作曲：竹中雄大・沖聡次郎
突然告げられた別れの言葉。
その瞬間に主人公の世界は止まってしまいました。
どれだけ月日が経っても、もう動き出すことはありません。
それほど主人公は恋人のことが好きだったのでしょう。
いつもいっしょにいた恋人がいなくなり、一人でいることにまだ納得いってないようです。
それは別れた場面に原因がありました。
別れを告げられたとき、恋人は涙を流していたのでしょう。
別れを告げる人が泣いているなんて少し珍しいように思います。
そして主人公はその涙に少しの希望を持っていました。
もしかするとまだ私のことが好きなのではないかと。
しかし別れてからなんの音沙汰もないことでついに主人公は歩き出す決意をします。
