君は今もあの頃みたいにいるのだろうか
ひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った
馬鹿ばかしい綱渡り 膝に滲んだ血
今はなんだかひどく虚しい

出典: https://twitter.com/taku0108kossy/status/918796891562766338

大人になった「僕」は懐かしい風景を思い出すとともに、「君は今もあの頃みたいにいるのだろうか」と昔の友達に思いを馳せます。

何度もぶつけたのでしょうか、「ひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った」日々。

「馬鹿ばかしい綱渡り」「膝に滲んだ血」と表現されていますが、子供の頃って無意味に自転車を飛ばして怪我しますよね。

そんな子供の頃日々の日々を思い出すと、全て輝いて感じて、対して「今はなんだかひどく虚しい」と感じるのでした。

大人になっても変わらないものがありますように

どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ
今も歌う今も歌う今も歌う

出典: https://twitter.com/hbcrsc/status/917902767779442692

大人になった自分と子供の頃を比べ、虚しさを感じた「僕」は「どれだけ背丈が変わろうとも変わらない何かがありますように」と願います。

そして、変わらない何かがあると信じながら、子供の頃の「くだらない面影に励まされ」て「今も歌う」のでした。

変わってしまった部分があるからこそ、変わらない部分もあってほしいという言葉は、夜でも朝でもない、曖昧な色合いをした明け方の空にも重なっているのかもしれませんね。

もう一度最初からやり直せるなら「すれ違うように君に会いたい」

朝日が昇る前の欠けた月を
君もどこかで見ているかな
何故か訳もないのに胸が痛くて
滲む顔 霞む色

今更悲しいと叫ぶには
あまりに全てが遅すぎたかな
もう一度初めから歩けるなら
すれ違うように君に会いたい

出典: https://twitter.com/syou7275/status/923908891611561985

電車の窓から見た「朝日が昇る前の欠けた月」に、子供の頃の、今は会うこともなくなった友人を想います。

そして、もう交わることのない人生に、「胸が痛く」なり思わず涙を流すのでした。 子供の頃の別れを引きずる「僕」は「今更悲しいと叫ぶにはあまりに全てが遅すぎたかな」と考えます。

どうしてあんなに淡々としていたんだろう、とか、連絡先も交換せずに別れてまた会えるとでも思っていたのかと思うような子供の頃の別れってありますよね。

その時は何もできなかったけど、「もう一度初めから歩けるなら すれ違うように君に会いたい」と、もし時間が戻せるなら、偶然のように、何もない状態で会いたいという歌詞

みなさんは誰の顔を思い浮かべますか。

おわりに

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