chelmico【switch】歌詞解説!ワクワクの同居生活に憧れちゃう?3人の日常を覗いてみようの画像

まったり日々 開くアプリケーション
あくび出ちゃうな 悪いね
でもさ底辺×高さ÷2で
色々求まる気もする

出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko

そして3人で過ごす日常では、ドラマティックなハプニングが続くことはそうそうありません。

せいぜい軽い喧嘩、そこからの仲直りなど、他愛のないエピソードというのが現実です。

きっと時間つぶしにスマホのアプリを開くのでしょう。

刺激が少なくなれば、自然と退屈になるものです。

そして突然出てくる三角形の面積を求める公式。

これは3人暮らしでちょうど良いバランスをとっていることを意味しています。

「色々」というのは、トラブルがあったときの解決策を指しているのだろうと解釈しました。

始まります

chelmico【switch】歌詞解説!ワクワクの同居生活に憧れちゃう?3人の日常を覗いてみようの画像

ラララララララ今日も
パパパパーティーしよう ベイベー
それぞれのさじ加減で
バレないように遊ぼう
始まります
おじゃまします
まもなく

出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko

それぞれが別々のことをしながら行う共同生活はまるでパーティーのよう…なのかもしれません。

食事は一緒にリビングで、風呂とトイレは共同、寝る部屋は別、掃除と洗濯は当番制。

ときどき服の貸し借りもしたり、一緒に遊びに行ったり別行動だったり。

こんな感じに、3人でルームシェアをしている姿が想像できます。

下の3行は、パーティーが始まる時の雰囲気を表現しているように思いましたがいかがでしょうか。

ちょっと気持ちがオフ気味な2番

とっちらかってる

chelmico【switch】歌詞解説!ワクワクの同居生活に憧れちゃう?3人の日常を覗いてみようの画像

あっちもこっちもそっちも
とっちらかってる
どっちのスイッチを選択
ベッドに入って眠って終わってく日
だってあってもいいって肯定
遊ぶのも大変さ~~ってな
毎日がいい時間

出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko

日々の生活を送っていく中で、少しずつ周りが散らかっていく。

誰もが経験することです。

3人がもつそれぞれの事情…会社であったこと、すこし辛かったり、疲れてしまうようなこと。

単純に「忙しい」というだけで、部屋がすさんでいくこともあります。

ある瞬間にふと我に返り、見渡してみたら部屋が凄いことに!どうする?

片付ける・そのままにする?

本当はマメできれい好きだったとしても、今日だけはもう眠りたい。

そんな日って、あるのでは無いでしょうか。

実家暮らしだったら家族が片付けてくれるかもしれない、その代わり軽く叱られることもある。

完全なひとり暮らしなら、誰も咎める人はいない。

ただここは、3人の共同生活。

ルームメイトに迷惑はかけられないけど、今日だけは良いよね…?

そんな、心の動きが描かれています。

そして最後の2行を読むと、どうやら仕事ではなく遊びで疲れてしまったようですね。

連日のパーティーではしゃぎすぎた、毎週休みの日には一日中遊んでいた。

そんな、思いのままの日常を暮らしていたのかもしれません。

この「なんともいえない緩い感じ」がこの歌詞の特徴といえます。

やっぱり我が家が一番

chelmico【switch】歌詞解説!ワクワクの同居生活に憧れちゃう?3人の日常を覗いてみようの画像

落ち着くなこの場所
帰宅しっぱなしだ
支度はできたわ
そろそろ行こうかな
得意分野を活かすさ
凡才、凡才、凡才でも
3人寄ればなんでもできる気がする

出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko

そして、このゆったりとした雰囲気が漂う共同生活。

あまりの居心地の良さに、外へ働きに出るのがおっくうになっています。

しかし生活する以上そうもいっていられません。

重い腰を上げて家を出ようとするわけです。

ただ、働くといっても、1人だけでそんなに多く稼げるわけでもありません。

世の中の多くの人は平々凡々なスキルで、平々凡々な仕事をこなしています。

それでも、力を合わせれば著しい成果は出せなくても生活を楽しむことはできるでしょう。

3人寄れば文殊の知恵」という諺がありますが、ここでは「なんでもできる」と表現しています。

あの日と同じ月

嘘みたいな月が照らしてる
あの日と同じ色が家を包む

出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko

先ほどまではラップだったのですが、この歌詞突然メロディーにのせて歌われています

テンポも若干スローになり、それまで慌ただしかった雰囲気がクールダウンされるのです。

パーティーが一段落したのでしょうか。

ベランダに出て夜空を見上げると、大きな月が輝いていました。

それを見て、何かを思い出します。

それはきっと、「そっち」にいる相手がいた日のことです。