【愚か者/近藤真彦】実は○○だった！歌詞の意味を徹底解釈♪萩原健一との関係とは！？〈動画付き☆〉

無駄な時を過ごしたり、やるべきことをしなかったりして人は時間を無駄にします。

そんな「愚か者」に対して、「おまえの失くした時間を探そう」と言ってそっと神様は寄り添っています。

寛大な神様ですよね。罰を与えるのではなく、一緒になって解決しようとしています。

最後には私の腕で休みなさいとも言っています。どれだけ心が広いのでしょうか。

ここでも罪と罰の酒を飲もうよとやさしい言葉をかけています。断罪するというよりは慰めているようですね。

男と女の違いが歌われています。男は過去にいつまでもこだわり、女は未来を向いて過去を振り返りません。

快楽に溺れて現実と向き合うことを偽る人間。

「愚か者」は罪を犯した人を裁くというよりは、罪ごと人間をやさしく包んでくれる癒やしソング。

日本はキリスト教を信仰する人がマイノリティなのでこのような歌詞になったのではないでしょうか。

断罪という概念が一般的には理解しずらいので、この曲ではあくまでもモチーフとして「愚か者」を引用しているようです。

曲のセールスを伸ばすためには聴く人の心に届かないといけませんので「理解できない歌詞」では売れません。

日本の国教がキリスト教であれば、また違った歌詞になったでしょうね。人を裁いてバッサリと断罪する歌詞になっていたかもしれませんよね。

人間は「愚か者」で生きていくしかないようです。しかし「愚か者」でも「愚か者」なりに懸命に生きていけばいいのではないでしょうか。

2017年のライブコンサートの映像です。大人なマッチの「愚か者」を見ることができます。

シングル盤とは違って、年齢を重ねた経験と声で歌う「愚か者」。ずっしりと曲の重さを感じますね。

若いころには出せなかった味わい深い歌唱です。堂々とした歌の節回しがオリジナル音源とは違いますよ。

この年齢でしか歌えない「愚か者」を表現しているYoutTubeです♪

実は「愚か者」は萩原健一と競作した曲です。マッチバージョンと萩原健一バージョンの2つの「愚か者」が存在します。

多少、歌詞に違いがありますが基本的にはほぼ同じなのです。しかし、歌い方は全然異なります。

「愚か者」萩原健一バージョンは、メロディーを追うという感じではなく、「自由に語る」ように歌うスタイル。

ハッキリ言って歌としてはメチャクチャですが、なぜか萩原健一が歌うとかっこいいです。萩原健一のキャラクター勝ちと言っていいでしょうね。

即興演奏のジャズのような雰囲気です。

ぜひ、2つのバージョンの違いを確かめてください。同じ曲とはいえないくらいの違いが面白いですよ。