人生の良し悪しを裁くルールなんかないのに
常識だ格式だはみ出せばタッチアウトだと雁字搦めの毎日
だからお手本通り言う通りお利口なフリをして
空気読んで言葉飲んだ自分じゃない自分がうずき出してきたんなら
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
前へ 前へ 数cmずつでいいから
耐えて 前へ ついさっき派手に転んだばっかで笑われているし
あっちこっち痛むけど それくらいが上等だろ また立ち上がろう
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
『虹』の歌い出しは、野球のルールと人生のルールを掛け合わせたようなフレーズ。
仕事も学校も他人が決めたルールで進んでいかなきゃいけない。
そんな雁字搦めの日々と、決められたルールの元ゲームを進めなきゃいけない野球をうまくシンクロしています。
「ルールばかりが並ぶけど、ちょっとづつ我慢して前に進んでいこうよ」。
「ミスで笑われるけど、気を取り直そうぜ」。
そんなメッセージが伝わる歌詞です。
野球の試合で得たものは何よりも美しい
あの空より青く 太陽より眩しい
たとえ泥にまみれても
傷だらけで泣いてても
また走り出す背中はただ美しい
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
その手をかざせば 夢に届きそうだ
奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろう
こぼれた涙に日が差せば虹がかかるよ
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
サビは、スローな歌い方で熱く語るようなイメージのフレーズです。
野球の試合中のスライディングなどで、ユニフォームが泥だらけ。
そして試合に負けると、悔しさや後悔で涙がこぼれ落ちることだって何度もあります。
そんな泥だらけでも涙一杯でも、その姿は何よりも価値があるんだと語っています。
そして涙をたくさん流した後には、「希望=虹」で夢に一歩近づくよとも教えてくれているのがポイントです。
2番歌い出し
“今じゃなくてもいいや”のタイムマシーンに乗っちまえば
適当に時間を潰したまんま人生終わらせちまえるらしい
最後に心から泣いたのはいつ頃だったっけ?
最後に君と心から笑いあえたのはいつ頃だったっけ?
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
破れ 欠けて 元の形が分かんなくなるほど
欠けて スレて 少し前の僕だったらここらで諦めてたな
適当に言い逃れ“まあこれで十分だろ自分らしいや”と
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
2番の歌い出しからは、大人たちが感じる若いころの感情のようなフレーズ。
高校野球を観戦しさまざまな熱い試合を見るうちに、心の奥底から湧き出る忘れかけた感情を連想します。
そしてBメロでは、当時の自分を思い起させるようなフレーズで、高校野球で頑張る球児たちと比べるような様子もうかがえます。
これはある意味、高橋優自身が高校野球を見てきた中で、感じたことをフレーズに乗せているのではと感じさせます。
2番サビ
無様をさらしても
間違えてばかりでも
負けるわけにはいかない
勝ち続けなきゃいけない
「やめちまえばいい」「諦めろ」
と囁く自分に
その手をかざしても
まだ届かなくても
奇跡を待ちはしないよ
それを起こしに行くんだろう
流れ落ちた汗に日が差すそのとき
出典: https://twitter.com/rihosi12/status/915010841354788864
2番のサビでは試合に負けて無様でみじめでも、とにかく勝たなきゃいけないんだという思いが伝わるフレーズ。
高校野球の予選でたくさんの球児が勝つために、切磋琢磨する姿を見ている高橋優。
その中で、「諦めてもいいんじゃないか」と感じるシーンもたくさん見たはず。
だが試合を諦める前に、「とにかく突き進もう」という熱い思いが多くの試合から感じ取ったのかもしれません。
ここのフレーズは高校野球に限定せず、人生においても勇気づけられます。
Cメロ
君が見た孤独や希望が その一喜一憂が
この世のどこかの誰かの悲しみの雨のあとの空を7色に変えていく
出典: https://twitter.com/A_NOurawa_46/status/914859583474036736
2番サビから続くCメロのスローなテンポには、前向きなフレーズを乗せています。
多感な世代の高校生が野球で一喜一憂する姿は、これからの人生でもきっとプラスになる。
そんな意味で「雨のあとにできる7色」と表現しているのがポイント。
ここではあえて「虹」と表現せず、「7色」という言葉にしているのもさりげないインパクトがあります。
まとめ
ポジティブソングを多く手掛ける高橋優が、高校野球を実際に感じながら制作した『虹』。
高橋優らしいポジティブなワードをちりばめつつ、高校野球で感じる「辛さ」や「悔しさ」などをフレーズに取り入れ、
高校野球を知らない人にも伝わりやすいナンバーに仕上がっています。
更に高橋優らしい感情溢れる歌い方で、高校野球の熱い様子を表現しているのも魅力です。
これを機会に、『虹』の情熱的な世界に浸ってみてはいかがですか?
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