アルバム『[(an imitation) blood orange]』に収録

【End of the day/Mr.Children】この歌詞の意味をどう解釈する?!コードあり!の画像

人間・人生を肯定するメッセージ性の強い歌詞

今回紹介する『End of the day』は、Mr.Children楽曲のなかでもメッセージ性の強い楽曲になっています。

収録アルバムは2012年に発売された『[(an imitation) blood orange]』。

前作アルバムは2010年に発売された『SENSE』。

この間に日本は、未曽有の大災害を経験しています。

2011年3月11日に起きた地震。

東日本大震災です。

Mr.Childrenもこの震災の影響を受けて、このアルバムに復興支援の曲を収録しました。

かぞえうた』という曲です。

筆者の感想ですが、そのほかの曲にも地震に影響された歌詞があると思います。

人が窮地に立ったとき、自分自身はもとより他人の助けになれるだろうか

そういったテーマが横溢しているアルバムです。

『End of the day』を聴いてみよう

まずは『End of the day』を聴いてみましょう。

動画サイト「You Tube」に掲載されている動画を引用しておきます。

残念ながらこの曲の公式動画は、「You Tube」では見つかりませんでした。

【End of the day/Mr.Children】この歌詞の意味をどう解釈する?!コードあり!の画像

彼ららしい爽やかなアコースティックナンバー

この歌詞は後からじっくり解説していきます。

まずは曲調の解説ですが、彼ららしいアコースティックギターが効いた楽曲になっていますね。

また、聴きようによってはパワーバラードのような壮大さも兼ね備えています。

Mr.Childrenの楽曲の特徴といえば、このアコースティックギターです。

名曲名もなき詩』でも、そのサウンドは前面に出ていますね。

アコースティックギターをカッティングすると、パーカッションのようなリズム楽器に変貌します。

まさに「アコギは打楽器」と言えると思います。

【End of the day/Mr.Children】この歌詞の意味をどう解釈する?!コードあり!の画像

シンセサイザーの使い方にも注目!!

もうひとつ、楽曲としての特徴点はシンセサイザーの使い方にあると思います。

ひときわ目立つ音がグロッケンシュピール

綺羅星のようにキラキラしている音ですね。

バンドサウンドのなかで中々使われない楽器ですが、うまくシンセサイザーでシュミレートしています。

洋の東西にこの楽器をよく使うミュージシャンが二人います。

それはブルース・スプリングスティーン浜田省吾の二人。

前者は名作『明日なき暴走』の1曲目『涙のサンダーロード』で使用しています。 

数あるブルース・スプリングスティーンの曲でも、この曲はかなりおススメですよ!!

【End of the day/Mr.Children】この歌詞の意味をどう解釈する?!コードあり!の画像

歌詞&ギターコードを解説

イントロ~Aメロ

F C Dm Am
F C B♭ Gsus4 G Gsus4 G
Cadd9              G7
目指したものが 自分とはあまりにかけ離れてて
G#dim Am7             Fmaj7
どうせあそこには 届くはずがないんだって吠える
Cadd9 
「なんとかなるさ」「ケ・セラ・セラ」
G
「It's gonna be alright」
E7  Am7        Fmaj7 C
そんなフレーズさえも とんだ戯言に思える

出典: End of the day/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

自分の理想と自分の現実との乖離は日常茶飯事に起こります。

なんとか悲観的にならず日常を過ごしている。

それでも弱気になったときには紗に構えてしまう。

そんな人間の小ささがよく表れている歌詞ですね。

ケ・セラ・セラ」とはフランス語で「なんとかなるさ」。

ドリス・デイが歌った、有名な曲のタイトルでもありますね。

次の「It's gonna be alright」は英語ですが、同じような意味になります。

【End of the day/Mr.Children】この歌詞の意味をどう解釈する?!コードあり!の画像

Bメロ