女王蜂のキラーチューンともいえる「ヴィーナス」。

先ほどと同じくアルバム「A」に収録されている楽曲です。

魅惑的な歌詞が中毒性があり、思わず聞き入ってしまいます。

聴きやすいポップなメロディ、ロックな演奏、そしてダンスチューンのグルーヴ。

彼らの音楽性を凝縮した名刺代わりともいえる作品なのです。

歌詞の世界を覗いてみよう

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ヴィーナス お願い 数多の夜を越え
ヴィーナス 待てない気持ちを抱えて
疑心暗鬼な気持ちじゃ
募るばかりさ尚更
ヴィーナス お願い 恐れを乗り越え
ヴィーナス 持てない荷物は捨て置いて
子供騙しな誓いも
無いよりはましと思いませんか?
「最後の最後の二人」

出典: ヴィーナス/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ

こちらはヴィーナスの歌詞の抜粋。

「ヴィーナス」とはローマ神話における「美と愛の女神」のことです。

作詞作曲も手掛けるボーカルのアヴちゃんは、体が男性で心が女性。

MVでは、一見どの性別なのか分からないくらいスタイルが良く、ファッションセンスもありますね。

美意識の高さを感じます。

そんなアヴちゃんだからこそ書ける魅惑的な歌詞なのではないでしょうか。

1位 HALF

大ヒット作

1位は女王蜂の大ヒット作「HALF」です。

2018年4月25日に発売。

そして、TVアニメ「東京喰種トーキョーグール:re」のエンディングテーマとして起用。

多くの人の琴線に触れました。

彼らの音楽の素晴らしいところは「出だしのインパクト」が強烈なところ。

最初の掴みというのは楽曲の印象を大きく左右するのですが、彼らはバッチリ心を鷲掴みにしてくれます。

「HALF」に込められた意味

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「HALF(ハーフ)」とは異なる国籍の両親のもと生まれた「混血の人」を指し示す言葉。

アヴちゃんはこの言葉にずっと違和感を感じてきました。

外国では混血のことを「ミックス」と呼びます。

しかし日本では何故か「半分」という表現の「ハーフ」を使うのです。

まるでどちらの国籍も不完全のような感覚…。

この言葉、アイデンティティを傷つける用語ではないかともいわれているのです。

仮に「ハーフ」ではなく「ダブル」だという表現だとしても何か違う気がする…。

そんな考えをもとに生まれたのがこの楽曲なんだそうです。

こういうテーマに踏み込むのって凄く勇気のいることで、女王蜂だからこそできる気がします。

番外編

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女王蜂の楽曲は、蜂の一刺しを体現したかのようなパンチ力があります。

人の狂気と情念が赤裸々に描かれ、私たちリスナーの心を深く抉る。

上記以外にも魅力満載の曲が多数あるので、紹介します。

もっともっと女王蜂の世界観を堪能しましょう。

女王蜂の熱量が伝わってくる

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先ずは、「火炎」。

手塚治虫原作のアニメ「どろろ」第1期の主題歌です。

幼少期から漫画「どろろ」のファンであるアヴちゃん。

オファーを受けた際には、感激したそうです。

作品への想いが詰め込まれた「火炎」は、迫力満点。

曲の構成が秀逸