禁断の恋の渦中にいる人の心情を綴った「失楽園」。
2017年4月5日に発売されました。
罪悪感とともに湧き上がる「自分が穢れた感覚」がにじみ出て、何ともいえない気持ちになります。
もう自分は天国に行けなくたって構わない…。
だから、この恋の行方を最後まで見届けたい。
そんな内容が歌われているのです。
「いい人」から卒業
MVでは教会の中でたたずむ多くの人の姿が。
大サビでは、何かから解放されたかのように頭についた天使のリングを外していきます。
これは「いい人」であることを捨てて本心に従うことを決めた…という意味なのではないでしょうか。
4位 デスコ
彼らの個性が光る名曲
女王蜂自身がプロデュース
MVのメイクやファッションは、なんと自分たちでプロデュースしているそうなのです。
奇抜な色やデザインのアイテムをスタイリッシュに着こなしていて素敵。
こちらは「バブリー」を意識した作品なのですが、現代風のテイストが混ざっているのが斬新です。
身体全体を使って踊っていて凄く迫力がありますね。
楽曲自体も中毒性があって素晴らしいと思います。
フレーズ内でオクターブを行き来して歌唱するというスタイルは、他にない唯一無二の表現方法。
高音を発声するたびに「パリピ感」が味わえるのではないでしょうか。
3位 金星
2017年12月13日発売のアルバム「A」に収録されている「金星」。
とても聴きやすく、彼ららしいリズム感やテーマを感じられます。
だからこそ、女王蜂を初めて聴く人には特にオススメしたい楽曲。
「難しく考えずに素直に愛し合いましょう」
そんな投げかけをする歌詞となっています。
コラボ作は必聴
個人的にはDAOKOさんとコラボしたバージョン「金星 Feat.DAOKO」がオススメ。
女王蜂が誰かとコラボすること自体が貴重なのですが、DAOKOさんというチョイスが素晴らしいのです。
DAOKOさんの歌声には繊細ながらもわずかに闇を纏った、不思議な感覚を覚えます。
ラップ技術も非常に高い。
何より面白いのが、アヴちゃんと真逆の発声をしている点です。
アヴちゃんは喉に引っ掛けた突き刺さるような発声。
それに対してDAOKOさんは息漏れの強いウィスパーヴォイス。
対称的な声が混ざった時、お互いに無い要素がプラスされて魅力が増すのです。