BURNOUT SYNDROMESとは?
2005年に結成された大阪出身の3人組ロックグループ。
日本語の美しさや響きを重視した文学のような歌を作り出す「青春文學」をコンセプトにしています。
純文学を読んでいるかのような、言葉の散りばめ方やリズムが独特な世界観を作り出しています。
3人のメンバー紹介
熊谷和海 (くまがい かずうみ): Vo. / Gt.
石川大裕 (いしかわ たいゆう): Ba. / Cho. / M&C
廣瀬拓哉 (ひろせ たくや): Dr. / Cho.
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BURNOUT_SYNDROMES
バンドをやりたいと考えていた石川さんが、熊谷さんと廣瀬さんを誘って結成したそうです。
「FLY HIGH!!」
バレーボールのTVアニメ「ハイキュー!!セカンドシーズン」のテーマソングになった「FLY HIGH!!」。
2016年3月2日リリースで、メジャーデビューを飾った1枚目シングルです。初回限定盤のCDには書き下ろしのイラストジャケットが使われています。
青春を捧げるテーマともあり、チームや自分の為に厳しい練習を日々こなして高みを目指す姿が歌の中に描かれています。
歌詞の意味は?
TVアニメのテーマソングはストーリーが反映されていて応援歌として元気が出るものが多いですが、この「FLY HIGH!!」も自分の限界を越えようと努力し続ける人の背を押してくれるような歌となっています。
それでは、歌詞を追いながら意味を見ていきましょう。
バレーボールのジャンプと飛躍するという意味で「飛ぶ=FLY」がかけられている点と、特徴的な「青春文學」的な言葉遣いにも注目です!
より高いところを目指して
飛べ FLY HIGH
汗と血と涙で 光る翼で
いま全部全部
置き去って
飛べ FLY 高くFLY
サイハテノミライヘ
出典: FLY HIGH!!/作詞:熊谷和海 作曲:熊谷和海
まだ見ぬ世界を目指して、自分の限界を超えるほどに高く飛ぼうと血が滲むくらいの厳しい環境の中で努力を続けています。
他のものを失ってでも見たい世界が、はるか遠くの未来として待っているのです。
また、ジャンプを必要とする球技をプレイしている人には、より高く飛ぶということが非常に重要な技術の1つでもあると共感することでしょう。
「飛ぶ」という言葉が力と精神の飛躍を意味しています。
誰に知らない海の果てを見たい
傷だらけの若鳥が空を睨んでる
低空飛行する奴等が嗤おうと 海の果てが見たい
出典: FLY HIGH!!/作詞:熊谷和海 作曲:熊谷和海
傷を負って高く飛ぶことができない若き鳥は、じっと空を睨むように見つめています。
その姿は低くしか飛べない鳥にとっては無謀に見えるのです。
嗤う(わらう)とはあざけ笑うことです。
つまり、向上しようと頑張っている姿を他人はバカにして、軽蔑するのです。それを低空飛行する奴等と表現しています。
努力する人にははっきりとゴールが見えているので、周りが何を言おうとよそ見することなく、まっすぐと先を見据えています。
たとえ傷を負っていてその時点では到達できないとしても、本人は可能だとわかっています。
そして、その姿は睨んでいるかのように真剣です。
海の果てが見える高き空をいつか舞ってみせると、静かに、しかし心から熱く強く思っています。