BURNOUT SYNDROMESの人気曲・おすすめ曲をまとめてみた!

【BURNOUT SYNDROMES】おすすめ人気曲ランキングTOP10!文学好きが聴くべき曲を厳選の画像

アニメ「ハイキュー!!」のOP曲や、「銀魂.」のED曲でも人気沸騰中のBURNOUT SYNDROMES

今回はそうしたタイアップの人気曲も含めつつ、さらに彼らのことが好きになるような楽曲の数々を、僭越ながら独断と偏見によるランキング形式で紹介します。

青春の駆け抜けるような眩しさを感じたと思ったら、考え込んでしまうような文学性や哲学性を感じさせられる楽曲まで。

個性溢れる楽曲を文学部出身の筆者が背景も踏まえつつ解説していきますので、最後までお見逃しなく!

まずは10位から6位までの楽曲を発表します!

BURNOUT SYNDROMESおすすめ人気曲ランキング10位→6位

10位「リフレインはもう鳴らない」

10位は初期のBURNOUT SYNDROMESを代表する一曲でもある、「リフレインはもう鳴らない」。

2012年に無料配布し、のべ1万人に届けたことでも話題になったこの曲。

ドラマチックな展開を見せる音楽性と歌詞で、未だにファンの心を惹きつけて離さない名曲です。

解釈は人それぞれだと思いますが少しだけ筆者の解釈を紹介します。

ある一人の男性が、青春時代の伝えられなかった想いに呼び戻され過去へとフラッシュバック。

甘酸っぱい青春と、この世にはいないのか、はたまた今となってはどうしているかもわからない彼女に思いを馳せているのか。

そして...最終的に現実に引き戻されるのですが、ここまでの歌詞は男性の走馬灯なのです。

一人の男がカーテンコールを浴びるでもなく、世界の明日を祈りながら、そして、人生を輝かせた1つの恋を胸に散っていく姿が描かれる本作。

ぜひ、大切な時間や人を思い浮かべながら聴いてほしい一曲です。

世界一美しい世界一美しい世界
BURNOUT SYNDROMES
Handmade Music

9位「墜落/上昇」

9位は「墜落 / 上昇」です。

2009年リリースの自主制作シングル「プリズム」収録。

後に全国流通盤となった2014年7月2日発売のインディーズ1作目のミニアルバム「世界一美しい世界一美しい世界」にも収録された楽曲です。

飛び降り自殺がモチーフになっている楽曲で非常に難しいテーマではあると思うのですが、聖書をモチーフに見事に描き切っているのがこの曲です。

哀しくて、美しい歌詞には言葉を付け足すことができません。

死にたくて飛ぶのではなく...鳥になりたかった。

あの子の瞳に映るために。

飛び降りた少年は楽園から飛び出し知恵と自由の苦しみへ旅だったアダムとイヴか、はたまた空に憧れて高く飛びすぎたイカロスか...。

この曲の凄さは一度聴いていただければわかっていただけるかと思います。

8位「檸檬」

8位は「檸檬」。

2016年11月9日リリースのアルバム「檸檬」の表題曲にもなった一曲ですが、元は"創世記"というタイトルで、後から歌詞の内容も加味し、アルバムと名前を揃えたとか。

しかもこの曲のメロディーなどは中学の頃から頭の中にあったというのだから驚きですね。

「雨」と祈りが交錯する歌い出しから始まるこの曲。

その後のメロディーはモデスト・ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」の「プロムナード」ですね。

一瞬の感情の移り変わりや、小さな衝動のような人間の機微を描く歌詞は梶井基次郎の「檸檬」さながら。

闇の中に希望を見出すというテーマ性では後ほど紹介する「ヒカリアレ」とも繋がりを感じられる一作です。

7位「LOSTTIME」

7位は「LOSTTIME」です。

サッカーのロスタイム("loss of time"に由来する和製英語)から自分の失われた時間を思う歌詞。

世界から歓声をあびるフットボーラーのような成功者と対照的に、ロスタイムの数分のような一瞬のチャンスを狙う生き様を描いています。

同じ時間を生きていても、成功者の「あの子」と自分では自分に失われた大きな時間があるかのように差がある。

それでも、紙一重のチャンスを掴む総攻撃の様を見てほしいという歌詞はかっこいいですし、共感できる歌詞ですね。

6位「吾輩は猫である」