基本的にTacataは踊って個性を表現することだと捉えるとわかりやすいと思います。

まず、前回のリリースから3年半ほど開きましたので「MAXが戻ってきたよ!」と呼びかけています。

ファンに向けてのメッセージでしょうね。

その後に続く日英混ざった歌詞では

「自分たちのオリジナリティに気づいてる!?」

「Tacataって知ってる?これがTacata」

「Tacataって聞いたことある?」

と畳みかけ、先ほどご紹介したMAX自身が考えるTacataの意味で締めています。

「girl!」は呼びかけですね。

Tacataを印象付けるための序章

こちらはTacataの存在を知らしめるための序章でしょう。

イントロ含め少しだけ曲が聴こえた段階で

「これ知ってる?」

「聞いたことある?」

とまるでイントロクイズのように質問し、聴いている人の期待を煽ります。

そして謎が残るフレーズで締め、この先に何が続くのだろうと期待感を残しています。

また、この短いフレーズの中に4回もTacataを入れることで印象を強くしています。

Tacataは単純に踊りを表す言葉ではない

誰もが必ず Tacata
持ち合わせた Tacata
Everyone is talking about Tacata
魅せたげよっか? Tacata
手取り足取りイチから
教えましょうか? Tacata
イメージとは裏腹な
Show me what YOU got now, Tacata

出典: Tacata'/日本語詞:MOMO"mocha"N. 作詞:Raul Rodriguez 作曲:Mario Romano、Salvatore Sapienza

この部分はサビであり、曲中で3回使用されています。

ここでは、Tacataの扱い方がわからない人に向けてメッセージを送っています。

まず誰にでもTacataがあることとその存在自体はみんな知っていることを挙げ、

「(Tacataを)見せてあげようか?じっくり始めから教えましょうか?」

「あなた自身のイメージとは違う、今覚えた表現を見せてよ」

という内容で、

「教えてあげるからやってみせてよ」

「自分のイメージを打ち破ってみせてよ」

と踊ってみるよう更に誘っています。

また、「見せる」ではなく「魅せる」という表現を使用していますね。

Tacataは単に他人に見せるだけの単純なものではないということを表しているのではないでしょうか。

Tacataで新しい自分を見つける

これがサビということは、この曲の最大のメッセージは、

既存の自分のイメージを変えるような表現をして自分の殻を破っていこう

ということではないかと考えられます。

普段ダンスとは縁のないような人でも、ラテンのリズムに身を任せて踊れば新しい自分が見えてくる。

ダンスをすれば眠っていた自我を開放できる。

自分でも知らなかった自分が出てくる。

だからTacataを教えてあげる、新しい自分を見つけてごらん、というメッセージが込められているのでしょう。

エクササイズにも使えるダンスにしたのは、聴いた人全員に踊ってTacataしてもらうためだと思われます。

MAXファンならTacataを全力で踊るべき

忘れちゃ困るわ Here we are
健在の完璧な Femme Fatales
ホンモノ見たきゃ Come on, Tacata
私たちが ONLY ONES
世界躍らすTacata聴いたことある?
これが噂のRhythm
This is what everyone’s talking about... Tacata, girl!

出典: Tacata'/日本語詞:MOMO"mocha"N. 作詞:Raul Rodriguez 作曲:Mario Romano、Salvatore Sapienza

Here we areには「探しているものがここにあります」という意味があります。

また、Femme Fatalesは「あやしい魅力を持った女性」を意味するフランス語です。

そして

「完璧な魅力を持った私たちがここにいることを忘れないで」

「私たちこそが本物なのだから、本物を見たければあなたも表現しなさいよ」

と挑戦的に誘っています。

全力でTacataを

ここはMAX自身が聴いている人に向かってTacataをするよう呼び掛けている内容ではないかと考えられます。

これはMAXファンなら絶対に「Tacata’」のダンスを全力で踊らないといけませんね。

呼びかけた後で、世界中でヒットしたTacataを聴いたことがあるかと問いかけ、

「これがそうなのだ、これがみんなが噂しているTacataなのだ」

とまとめています。

スケールの大きいTacata

ポジティブThinking, Tacata
悩むのやめて Tacata
笑う角には Tacata
Love and Peace それから... Tacata
Never too late for Tacata
Men and Women いると Tacata
地球どこでも Tacata
ユニバーサル言語 Tacata

出典: Tacata'/日本語詞:MOMO"mocha"N. 作詞:Raul Rodriguez 作曲:Mario Romano、Salvatore Sapienza

この部分は完全な言葉遊びですね。

最初の2行は

「悩まずに前向きな気持ちでTacataをやりなさい」

という内容でわかりやすいのですが、その次に「Tacataって何なんだ」と思わざるを得ない言葉を繋いでいます。

続いてNever too late for Tacataは「Tacataをするのに遅すぎることは決してない」という意味です。

また、

「男女がいればTacataをしなさい」

「場所を選ばずTacataをしなさい」

と、誰かと出会えばいつでもどこでもTacataをしていいんだよ、と誘っています。

更にはTacataは全世界共通の言語とされています。

世界中でヒットしたTacataをカバーした曲ならではのスケールの大きさですね。

世界中の人とTacata