「Delight」について
アルバム「Delight」に収録
「Delight(ディライト)」という曲は、miwaの3枚目となる同名のオリジナルアルバム「Delight」(2013年5月発売)の表題曲。
同年春に大学を卒業したmiwaの、より真摯に音楽に向き合うことへの決意が表れたこのアルバムは、サウンドやアレンジ面で新境地に挑んだ内容になっています。
オリコンチャートでは見事1位を獲得。「ミュージック・ジャケット大賞2014」の大賞に輝いたというジャケットからは、透明感に溢れたmiwaの魅力が存分に伝わります。
なお初回生産限定盤には、ライブダイジェストなどが収められたDVDが付いています。
ドラマ挿入歌に起用
「Delight」は2013年4月に放送されたフジテレビ系テレビドラマ「リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク」の挿入歌に起用されました。
このドラマは2012年7月クールの連続ドラマのスペシャル版として制作されたものです。
若くして億万長者となった主人公の社長役を小栗旬が、また高学歴ながら就活に苦労する女子大生役を石原さとみが演じて話題になりました。
ドラマの主題歌はmiwaが台本を読んで書き下ろした「ヒカリヘ」でした。
miwaというアーテイストの魅力
デビュー当時は女子大生
miwaは1990年神奈川県生まれ東京育ちのシンガーソングライター。父親の影響で小さな頃から多くの音楽に触れて育ちました。
高校在学時からライブ活動を始め、2010年には、当時現役女子大生でメジャーデビューを果たし大きな話題になりました。
人気の秘密は?
パッツン前髪に長く伸びたサラサラの黒髪、そしてクリクリとした愛らしい目元が印象的なmiwa。
体に対して大きすぎるようにも見えるギターをパワフルにかき鳴らします。
そんな外見的な要素に加えて何よりも彼女の魅力を確かなものにしているのが、その声ですよね。
どこまでも透き通った伸びやかな歌声に、知らぬ間に聴き入ってしまったという人も多いのではないでしょうか。
マルチな才能
miwaの楽曲は基本的にすべて彼女の作詞・作曲によるものです。
15歳から作曲を始めたというmiwaが創り出すメロディは、親しみやすく誰もが口ずさみたくなるようなものばかり。
共感を呼ぶ歌詞と共に、彼女の楽曲が多くの人に支持されるのがわかります。
またギターを弾きながらのパフォーマンスのとおり、ギターの才能に恵まれているのはもちろんのこと、2歳から始めたというピアノも上手というmiwa。
近年では女優としても活躍している彼女は、まさにマルチアーティストですね。
miwaに憧れてギターを始めたという女の子も多く、その影響力は絶大です。
「Delight」の歌詞を紐解く
未来を信じて歩いていこう
人は愛のために生まれ 夢は叶えるためにある
きっと涙の数だけ 花は大地に咲き誇る
風を感じたら従えばいいのよ 胸の鼓動響くまま動きたいよ
出典: Delight/作詞:miwa 作曲:miwa,Naoki-T
この世の誰もが生まれたときには愛に溢れているに違いありません。そして多くの人が夢を描いて生きていきたいと願っています。
でも現実には叶わないことも少なくありません。それでもあえて「夢は叶えるためにある」と言い切っています。
涙を流したり辛い思いをしても、それら全てがいつか花を咲かせることにつながっているんだ、決して無意味ではないんだということでしょう。
迷ったときには風を感じるほうへ自分の心が行きたいほうへ向かっていこうと言っているようです。
明るい未来を思い描くことで、人は不安や恐れを乗り越えて前向きになれるのかもしれませんね。
「delight」というのは大きな喜びを表すことばです。
自分を必要としてくれる人の存在は彼女に大きな愛と喜びを与え、光あふれる未来へ進もうとする原動力となっているのでしょう。