「考えるより動き出せ」 もうそんな気にさせるくらい
なんて素晴らしい世界なんだ あれもこれもキミも
出典: ファンファーレ!/作詞:辻村有記 作曲:辻村有記,伊藤賢
どうすればいいのかと迷うよりもまず一歩を踏み出そう。
こんな気持ちになったのは夏が来たから…。
それよりももっと良いことがあったのでしょうか。
立ち止まらないで、とにかく動けばいいんだと教えてくれる目の前の世界。
輝いている方へと導かれます。
太陽に近い木とその上の青い空そしてキミが見えました。
長い年月を地中で過ごしたセミが地上に出て目にした風景を描いた歌詞ですね。
もちろんセミは地上に出た瞬間を言葉にはできません。
でも『ファンファーレ!』を鳴らすように音量を上げて夏の空に声を響かせました。
少し早いけれど恋が始まりました
期間が限定されているのなら少しでも早く始めたほうがいいの?
輝く夏は短いから恋を急いだほうが良いのかも…。
不安があるのはキミを思うから
照りつける陽射(ひざ)しに汗ばむ心 期待と不安が滲(にじ)んで夏に溶ける
忘れられない時間(とき)を刻むように 僕らの世界が動き始める Yeah
出典: ファンファーレ!/作詞:辻村有記 作曲:辻村有記,伊藤賢
輝く太陽の下で汗をかくのは身体だけでは無いようです。
半端ない熱を持つ太陽の光は心にまで届きました。心も何か変化を感じているのでしょう。
夏の太陽と心の中を歌詞は描きます。
太陽のように輝いて熱い心を持っていたいけれど、落ち込んでしまうことだってきっとある。
行ったり来たりするネガティブな心は熱量の高い夏の中に飲み込まれました。
心は再び違う方角を目指して始動開始です。もう独りではありません。
「僕ら」のものになった目の前の世界。2人の心と夏に合わせて時間も進みます。
赤く輝く恋の始まり
このままFlash Flash 僕ら輝いて 夏の合図にトキメク心躍る
With you 夕焼けに染まった キミの姿に恋だと気付いた
出典: ファンファーレ!/作詞:辻村有記 作曲:辻村有記,伊藤賢
太陽の下で受けた光をそのまま自分たちの輝きにしようとする2人。
思いを抑えきれないほど夏の中で弾んでいます。
熱く燃えるような心のままやがて太陽が沈む時間が来ました。
西に沈む太陽に空が赤く染まった景色が見える歌詞です。
気温はまだ昼間と変わらないけれど、次第に姿を消す太陽に胸がキュンとします。
夕焼けの中だから僕も自分の恋に気が付いたのでしょう。
朝日ではなく夕日というのがこの歌詞のポイントになっていますね。
キミから目が離せない僕。シャイなキミは僕を見ているのでしょうか…。
限定の恋にもある未来
The beginning of Summer
もう誰にも止められやしない
どこまでも続いて行く 未来はどっちを向いている?
キミとなら分かるような そんな気がしたんだ
出典: ファンファーレ!/作詞:辻村有記 作曲:辻村有記,伊藤賢
自らが夏と判断して地上に出てくるセミは自分の命の長さを知っています。
誰も地上に出てくるセミの意志を否定することはできません。
ドラマの主人公セミオも7日間しか生きられないことを痛いほどに分かっています。
それでもここでは「未来」という言葉を歌詞に使いました。
切なさから願う未来ではなく、自分から探す手にしたい未来です。
ここでも僕は独りではなくキミと一緒。
期間限定の恋だって、幸せを求める恋にできると僕は思っているのでしょう。
そのままで良いから、それが「大切」だから
「大切」なものを知って恋に変化していく心の動き。
ここでは歌詞のキミ、ドラマならセミを助けた女子、おかゆさんの心を歌詞にしています。