どっちつかずの狭間の時間に

愛した幻に口づけを 黄昏た この空に
まだ夕べの星灯らない 待ち宵も朧げ 月は何処に
引き裂かれて 痛みを知る

くり返す日々の中で探してたのは
歩き続けるための願い

出典: http://j-lyric.net/artist/a05570f/l03d0bf.html

出会えた幻にさよならを 憧れは この空に
流れた月日を手のひらに 一片の花弁 そんなふうに
痛み重ね 出会いを知る

出会い重ね 願いを知る

出典: http://j-lyric.net/artist/a05570f/l03d0bf.html

夕べの空の美しさは、見た人の感情を掻き立てて切ない気持ちにさせます。

夕暮れを見て、なんだかしんみりとしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

曲の主人公もきっと、あまりにも美しい景色に切なさを高まらせたのでしょう。そして、そんな感情の高まりの中で思い出したのは、かつて愛した恋人のことだったのでしょう。

今ではもう記憶の中の幻になってしまった恋人に、心の中でそっと口づけをします。

心の拠りどころとなっていた大切な人の存在がなくなり、主人公はずっと新しい希望になるようなものを探していたのではないでしょうか。別れを乗り越えてまた前に進み出すためには、「願い」が何よりも必要だったのでしょう。

大切な人と出会い、失い、また新しく出会っていく過程で誰もが「人は皆、寄り添いあう相手がほしいという願いを抱えて生きている」ということを知る。歌詞の最後、「出会い重ね 願いを知る」という言葉には、そんなメッセージが込められているように思えます。

息を飲む美しさのMVに注目

「茜さす」は、その切ない歌詞や耳に残るメロディだけでなく、MVの美しさでも話題になりました。

夕暮れの鮮やかなオレンジがどこまでも広がって滲む様は、「茜さす」というタイトルをこれ以上なく的確に描いています。

歌詞が描く情景、切なさ、その全てを見事に映し出したこのMV。曲と合わせて観ることで、より感動が増しますね。

「茜さす」の魅力は?

「茜さす」は、Aimerの曲の中でも特に感情を揺さぶるメロディやサウンドが印象に残る曲です。

昼でもなく夜でもない夕暮れの光景が描く切なさは、どこへも行けず一人心を閉ざしてとり残されている主人公の心情と重なって聴く人の心を動かします。

その曲調は胸を締めつけられるほど切なくて、その中でも鮮やかなオレンジ色の風景がどこか温かく、優しく輝いています。

サウンド、メロディ、歌詞、映像。全ての要素がぴったりと絡み合って、これ以上なくノスタルジックで感動的な世界観を描いています。

そんな、Aimerの曲の中でも屈指の名バラード「茜さす」。是非、MVと一緒に聴いてみてください。

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