水の星へ愛をこめて

デビューを飾った楽曲

【森口博子/水の星へ愛をこめて】歌詞の意味を徹底解釈!『Zガンダム』を表現した歌詞は私たちへの警鐘?の画像

『機動戦士Zガンダム』の後期オープニングテーマとして知られる『水の星へ愛をこめて』。

この楽曲は、森口博子のデビュー曲でもあります。

バラドルとしての活躍はよく知られていますが、この楽曲アイドルとしてデビューを果たしていたのです。

当時の彼女は若干17歳。

あどけなさを感じさせる滑舌ですが、歌唱力は当時からかなりのもの。

そして透明感のある歌声はこの楽曲の世界観に見事にマッチして吸い込まれてしまいそうになります。

その他にもガンダムの楽曲を担当していますが、この楽曲のイメージが強い人が多いのではないでしょうか。

代表する楽曲

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この楽曲は、アメリカのシンガーソングライターであるニール・セダカから提供されました。

前期で使用された楽曲もニール・セダカによるものですが、それらは原曲が存在します。

「水の星へ愛をこめて」は既存の楽曲のアレンジではなく『機動戦士Zガンダム』のための完全オリジナル。

そしてこの楽曲は、テレビ番組で企画されたガンダムソングの人気投票で1位を記録した楽曲なのです。

機動戦士Zガンダムの世界

美しいけれど難解

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もちろん『機動戦士Zガンダム』の世界を表現した内容となっているのですが…

その詞の世界は、あちらこちらで“哲学的”や“宗教的”と言われており少々難解なのです。

アニメ作品自体も難解でしたね。

しかしよく読んでみると、私たちにとってとても身近なことを表していたのです。

宇宙を舞台に繰り広げられる

時は宇宙世紀0087年、舞台はもちろん宇宙であります。

主人公は地球連邦軍の技術士官の息子カミーユ・ビダン。

そしてシャア・アズナブルが名前を変え、クワトロ・バジーナとして登場します。

ジオン軍と戦った地球連邦軍は内部分裂により2つの組織となり戦争が開戦。

そこへジオン残党による組織アクシズ軍も加わり戦争は激化していきます。

壮大でありながら身近なストーリー

私たちの水の星

蒼く眠る水の星にそっと
口づけして生命(いのち)の火を灯(とも)す人よ
時間(とき)という金色のさざ波は
宇宙(おおぞら)の唇に生まれた吐息ね

出典: 水の星へ愛をこめて/作詞:売野雅勇 作曲:SEDAKA NEIL

息を飲んでしまうほどの美しい日本語で始まるこの楽曲。

蒼い水の星とは、私たちが今こうして生活している舞台“地球”だと想像することは容易でしょう。

時間の経過を感じ取ることのできる私たち生命ある者たち。

生命と共に進む時間。

その生命と等しい時間を、光り輝く“金色のさざ波”と表現しているのではないでしょうか。

そんな水の星、生命や時間を包んでいるのが宇宙なのです。

星たちが発するメッセージ

戦争と隠された意味