僕は君のを 君は僕のを 見つけられる気がしたんだ
出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
【鋼の羽根】の最後の歌詞です。
ここでいう"僕"とは誰のことでしょう。
もう1度整理しておきます。
僕=野田洋次郎
のことでしたね。
見つけたものとは夢のことですね。
また、何かのために進みたいという生命力のような感じもします。
力強さを感じられる印象的なフレーズとなっていますね。
台無しにされたとは?
物音ひとつなく現れて 今までの成果台無しにした
出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
このフレーズはどういうことを意味するのでしょう。
これまでの価値観をくつがえされるような出来事があったのです。
それは、一人で生きていくと決め、強い気持ちを手に入れた主人公に訪れた出来事です。
一人で生きていくためにこれまで主人公は頑張ってきました。
しかし、何らかの出来事が全てを台無しにしたのです。
その出来事とは、主人公がこれまで成果や結果などを残したのになくなったこと。
一緒に目標を達成したかった仲間がいなくなったのかもしれません。
手に入れた夢を仲間によって奪われてしまったのでしょう。
台無しにされたもの=主人公が頑張って手にしてきた栄光のことだと考えられます。
揺るぎないものとは?
大事な時間
揺るぎないものがほしかった 奪えない「今」がほしかった
出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
このフレーズはどのようなことを意味するのでしょう。
主人公は仲間によって自分の栄光や評価などを奪われてしまいました。
そして、目標を見失ってしまったのですが、ここではやはり自分の存在や夢を失いたくないと考えています。
強い気持ちを持っていたあの頃に戻りたいというふうにも取れるフレーズですね。
昔は夢や希望を持っていたことがわかりますね。
しかし、今は何かを諦めてしまってるようにも感じます。
希望の道
それを君と二人ならば 見つけられる気がしたんだ
出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
現状に絶望している主人公でしたが、君と一緒なら前に進んでいける気がするといっています。
君とは誰のことでしょう。
歌詞全体から考察すると、君とは友人でしょう。恋人ということも考えられますね。
しかし、夢を一緒に見つけて進んでいくということから考えると、仕事仲間かもしれません。
他の仕事仲間に1度は奪われてしまった夢でした。
しかし、「君と一緒ならまた探せる」という希望が感じられるフレーズとなっています。
前向きになれてよかったですね。
その夢に向けて多少時間はかかるかもしれませんが、必ず見つけられると考えています。
1人ではできないことも誰かとなら一緒にできるということを伝えているフレーズです。
【鋼の羽根】の音楽の魅力
ピアノの美しい音色
【鋼の羽根】は美しいピアノのフレーズから始まります。
どこか哀愁ただよい切なさも感じる音色です。
奏でられていくピアノのフレーズが悲しい気持ちにもなります。
そして、これからどんなストーリーが展開されていくのかと期待させてくれる音色です。
1人で過ごす夜に聞きたい、しっとりとした音楽となっています。