ズーカラデル「アニー」の歌詞が秀逸！意味を独自に解説！札幌で発売の自主制作CDも話題♪MVあり

想いを寄せていた「彼女」は、「僕」のいた街を出ていってしまいます。

もしかすると、失恋を経験したのかもしれません。

「彼女」はこの街で得た思い出や人間関係も含めて、「全て捨てていくね」と言っています。

歌詞の中で出てくる「忘れもの」とはなんでしょう。

普通に考えると、「彼女」の持ち物や、思い出のことだと想像できます。

しかしもうひとつの可能性として、「僕」のことが思い浮かびませんか？

「僕」は置いていかれてしまったのです。

「彼女」自身は、きっと「僕」を忘れたなんて思っていません。

そもそもこの2人の恋は始まってすらいなかったはずなので。

「僕」はそのことを自覚していながらも、少し落胆しているようです。

「彼女」は失恋の痛みを隠し、「もういいや」と強がっています。

元気にさせてあげたい、応援してあげたいと思いながらも、何も言えない「僕」。

自分の無力さを痛感する「僕」の姿に、少し切なくなります。

2番のサビでは、「彼女」が出ていってしまった後の「僕」の気持ちが描かれます。

好きな人と離れるのは悲しいことです。

しかし「僕」は、嬉しいわけでも悲しいわけでもない、と歌っています。

独りぼっちになってしまっても、まだ希望はある。

いつかまた再会できる日があるはずだ。

これまでの「彼女」を見守ってきた日々を通して、「僕」がたどり着いた結論です。

この後にくり返される1番と2番のサビをミックスした歌詞が、力強く響きます。

それは「僕」自身を元気づけるように、明るいサウンドで奏でられていくのです。

「アニー」の歌詞に登場する「僕」は、とても不器用で優しい男です。

見た目も良くはないし、引っ込み思案でなかなか好きな人に声をかけることができない。

それでも彼女の幸せを一心に願う。

とても主人公にはなれないような「僕」の歌に、勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。

男性から見れば「自分も頑張ろう」と思える歌。

女性から見れば「どこかに見守ってくれる人がいるはずだから頑張ろう」と思える歌。

「アニー」は不器用で優しい「僕」からの応援歌だといえるのではないでしょうか。

ズーカラデルの「アニー」は、どこにでもいるような不器用な「僕」からの応援歌です。

一度聴いただけでも、人間臭いフレーズや温かいサウンドに元気をもらえるはずです。

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どちらも前向きな曲で、聴いた後には元気になれること間違いなしです。

ぜひチェックしてみてくださいね！