「Girl A」は、2015年12月に通算11枚目のシングルとしてリリースされた曲です。
ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の主題歌として書き下ろされたこの曲は、普段の軽やかな[Alexandros]の曲調から大きく離れたサウンドが特徴です。
心臓の底に響くような重低音に支えられた重たいリズム、分厚い壁を作るようなギターサウンドが印象的で、ハードでロックな彼らの一面が表れています。
デジタルロックの要素も含んでいて、アルバムの中でも飛び道具的なポジションの一曲に仕上がっています。
Feel like
「Feel like」は、本作の6曲目に収録されています。
カジュアルブランド「GLOBAL WORK」のCMソングとなったこの曲は、インディーロックやポップスの要素が強く表れた一曲に仕上がっています。
穏やかな休日の午後に室内でBGMとして流していたくなるような、軽快で落ち着いた曲調が印象的ですね。
爽快感溢れるMVも相まって、良い意味で邦楽らしくない一曲です。洋楽から多大な影響を受けてきた[Alexandros]ならではの曲ですね。
Swan
「Swan」は、2016年8月に13枚目のシングルとしてリリースされた曲です。ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の主題歌として起用されました。
ミュージックステーションに出演し、他のアーティストのステージを「後ろから見る」という体験をしたことがきっかけでこの曲が製作されたというエピソードがあります。
光と影、静と動の変化が印象的な一曲です。
NEW WALL
「NEW WALL」は、2016年4月に12枚目のシングルとしてリリースされました。
アルバムではシークレットトラックを除くラストに収録され、アルバムの最後を飾る作品となっています。
人生において必ず立ち塞がる「壁」。何度乗り越えてもまた新しく目の前に現れるそんな壁すらも愛そうという前向きなメッセージが込められていて、アルバムをハッピーエンドへと導いています。
ツアー「We Come In Peace」でも終盤に演奏される定番の一曲となっていました。
MVは、[Alexandros]のMVとしては唯一最後のおまけ映像が公開されていない作品となっています。
その理由は「公開したらベーシスト磯部の名誉に関わるから」というものだそうですが、そう言われるとますます気になってしまいますね。
まとめ
世界レベルのバンドになることを目標として公言しながら、着実にその目標へと突き進んでいく[Alexandros]。
本作「EXIST!」にはインディーロックから重厚なハードロック、デジタルサウンドまで幅広い表情を見せる曲が並び、彼らのアーティストとしてのセンスが表れています。
日本人離れした音楽性とキャッチーさと壮大さを併せ持った曲調で快進撃を続ける彼らの大きな飛躍の一歩となったこのアルバムは、誰もが楽しめる名盤です。
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