まずは導入部分。

強く刻まれた闇について描かれます。

どうしても振り払うことのできない悲しみや苦しみは誰にでもあるのではないでしょうか。

そんな時は誰にどんな優しい言葉を投げかけられてもなかなか受け入れることができずに荒んでしまうものです。

しかし、そんな自分を肯定しているわけではなく、抜け出したいという願望はちゃんと持っています。

ちゃんと周りの人の優しさを信じて受け入れることができれば楽になるのにという気持ちが歌われています。

瞬きするたびに こぼれおちるものを
愛と呼べる日々が くるのかな
生まれたときのような 澄んだ瞳なら
かけがえのないものが 見えるの?

出典: http://j-lyric.net/artist/a05c5cc/l03e75e.html

「瞬きするたびにこぼれおちるもの」はを表していると考えられます。

悲しくて苦しくてこぼす涙もあれば、嬉しくて流す涙もあるものです。

誰だって嬉し涙の方が良いですし、変な色眼鏡で見ることなくちゃんと周りを信じられるようになりたいという願望が見て取れます。

愛情 友情 交わした約束
触れやしないから 信じあえなくなる

出典: https://twitter.com/SUKIMASWITCHbot/status/892789246972403712

そして、信じられるようになりたいのになぜ信じられないのか、その理由が描かれます。

それはどんな感情も約束も目に見えるものではないからだと伝えています。

もちろん人は目に見えるものの方が、信憑性を感じるのは当たり前のことです。

視える 視えない "こころ"は何色?
深く覗き込む程 滲んでしまう

出典: http://j-lyric.net/artist/a05c5cc/l03e75e.html

しかし、見えるものと見えないもの、それにばかり捕らわれてしまうことは危険なことです。

見えるものにも見えないものにも平等に大切なものはあるはずです。

信じられないという闇を晴らそうと、深く覗き込めば覗き込むほどその闇に引き込まれてしまう危険性を揶揄しています。

苛立ちと憎しみが 精神(こころ)を掻き乱す
そして簡単に 僕は壊れていく

出典: https://twitter.com/SUKIMASWITCHbot/status/892713670303559681

負の感情は簡単に私たちを振り回します。

そして、それに引きずられるかのように、どんどん自分の心も環境も壊れてしまいます。

今にも消えそうな か弱い曲線で
輪郭を描いては 塗り重ねていく
濁るだけ濁して 黒くなるくらいなら
いっそ全てを覆う闇で 隠して

出典: https://twitter.com/SUKIMASWITCHbot/status/920179164589711360

しかし、大切な気持ちだけは繋ぎとめておくためにギリギリのところで留まろうと努力しています

とはいえ、そうやって描いた輪郭も、負の感情に簡単に塗り固められてしまうのです。

しかも、その感情は一気に押し寄せるわけではなく、じわじわと私たちの心に忍び寄ってきます。

少しずつ少しずつ負の方向へと引きずられ生殺しにされるくらいならば、いっそのこと一気に引きずり込んで欲しいとその苦しさを強く描いています。

不安や諦めで 断ち切ってしまった世界
自分の居場所も 見失ってしまう
そして今気付いた
差し伸べられた手を 受け止める事の意味
やさしさとは「ゆるす」ということ

出典: https://twitter.com/rikkn5/status/920270540039843841

そんな風に闇に囚われてしまうと、たくさんのことを諦めたり、孤独になってしまったりするものです。

しかし、ここで転機が訪れます。

終盤に向けて今一度、優しさの本当の意味に気付いていく歌詞になっています。

周りの優しさを信じることの意味、それは「ゆるす」ことだとここでは歌っています。

「ゆるす」こと、それは不安にしても苦しみにしても怒りにしても、それを感じるのも自分だと認めてあげることではないでしょうか。

誰だって、そういう部分は持っていて、そうやって様々な感情を持っているからこそ人間なのです。

誰かの温もりで こぼれおちた雫が
また誰かの闇を 照らせたなら
この眼を閉ざしても 感じる確かな希望(ひかり)
焼きつくほどに強く 消えない

出典: http://j-lyric.net/artist/a05c5cc/l03e75e.html

それに気付いたという経験は、誰かの闇を照らす光になるはずです。

その希望の光を強く持ち続け、今度は優しさを周りに振りまくことで、温かく優しい心の灯は消えることはないのです。

まとめ


いかがでしたか?

「この闇を照らす光の向こうに」の歌詞ドラマにマッチした「視覚」というテーマのもと制作され、深く激しく描いた闇を最後で一気に照らしていく希望に満ちた歌詞になっていました。

怒り、悲しみ、苦しみなど、私たち人間は様々な負の感情に振り回されてしまうことがよくあります。

そんな時は「この闇を照らす光の向こうに」をぜひ聴いてみてください。

きっと穏やかで温かい気持ちになれるはずです。

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