今も昔も五十歩百歩

平成
古き良き時代も
今もまぁ五十歩百歩
hey!
正義も悪も
入れ替わり立ち替わり繰り返して
NO
何か得た分
NO
何か失ってんの?
NO
じゃぁ取り戻して
アブラカタブラ
困れば神頼み

明治大正昭和越え
革命も戦争もなく育ち
月火水木金土日を
繰り返し生きて生きて死んでいくの

出典: アブラカタブラ/作詞:金廣真悟 作曲:金廣真悟

「平成 古き良き時代も 今もまぁ五十歩百歩」と前の歌詞を上手く言い得たような歌詞ですね。

また、一躍有名になったと思ったら、裏の顔が暴かれて表舞台から引き摺り下ろされたりという様子を描いた歌詞

2017年ごろからスキャンダルの報道はますます激化しているため、2014年の歌詞ですが、今の方が説得力があるような気がしますね。

別に何かを得るために何かを失う必要はないはずなのに、資本主義社会が生み出してしまった呪いのようですよね。

「革命も戦争も」ないから、誰かを引き摺り下ろしてのし上がって、また誰かに足を引っ張られて引き摺り下ろされてという小さな争いを起こさなければ生きていけないのか。

「革命も戦争も」ないから、こんな繰り返しの毎日を過ごしているのか。

それとも、「革命も戦争も」ないと思っているだけで、見ないふりをしているだけではないのか。

それは、本当に平和なのか...。

現代の様々な問題が見え隠れする歌詞ですね。

悔いも嘘もなく一生懸命生きてきたとは言いづらい世の中

平成
いつの間にか
改元してから四半世紀
hey! say!
「生きてきた」と
悔いも嘘もなく一所懸命に
NO
俺は言えない
NO
心がゲスよ
NO
でも俺は生きたい
アブラカタブラ
マーラ消し去って

出典: アブラカタブラ/作詞:金廣真悟 作曲:金廣真悟

ただ自分の生活を守るために生きているだけでも、悔いも嘘もなく一所懸命生きてきたとは言えないという歌詞。

別にそれは、心が "下衆"ということではなく、心がそうじゃないのではないかと"guess"(問いかけ)てきて、そう言えなくなってしまうということ。

そうやって、誰に誇れる人生じゃなくても「俺は生きたい」というメッセージ。

ここまで、鋭い歌詞や攻撃的な歌詞もありましたが、このメッセージこそが一番言いたかったことではないでしょうか。

社会には問題が山積していて、その中で生きている自分だって、楽に流されるし、生きている意味なんかわからない。

それでも生きたい、生きていていいんだと言ってくれているような気がしますね。

おわりに

【アブラカタブラ/グッドモーニングアメリカ】今こそ聴くべき!?平成という時代を問うこの曲の歌詞を解釈の画像

「アブラカタブラ」の歌詞を解釈しましたが、いかがでしたか?

曲名のように魔法の呪文でなんとかならないかと思うような、ままならないことばかりの世の中、そして自分。

それでも生きたいと思わせてくれるような力強い歌詞でしたね。

不満な時、不安な時も、聴くと頑張ろうと思えそうな一曲です。

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