「バースデー(back number)」の意味は新しい自分が生まれた日！？「高嶺の花子さん」収録☆

もう「優しい嘘」はやめようと決めたのでしょうか。

「嘘でも愛している」と言っても喜んでくれる相手です。

それでも相手は傷ついているのです。

その傷ついていることも「見て見ぬ振り」の振りをするしかありません。

そして今日から新しい自分を始めると決心します。

では、その新しい自分は「優しい嘘」をどうするのでしょうか？

ひとつは「優しい嘘」であることを告白し、関係を解消することです。

もうひとつは「優しい嘘」を「嘘」でなく「本当の気持ち」にすることです。

清水さんが選ぶ道はどちらなのでしょうか。

歌詞の解釈では、抽象的な言葉の解釈を中心にしてきました。

その解釈に合うような関係を具体的に考えてみましょう。

たとえば、主人公の男とその男にあこがれる女の子がいます。

男の気持ちは、その女の子には向いていません。

しかしその男が愛している相手は、男の方を向いてはくれません。

そんなときに男のそばにいる女の子に気持ちを開く嘘をついてしまいます。

女の子も嘘とわかっていて、それを受け入れます。

「嘘でも愛している」と言っても、女の子は喜ぶのです。

しかし、「気持ちを受け入れる」という嘘をついていていいのか苦しみます。

相手も気づいている「嘘」をつくことは傷つけ続けます。

しかし「嘘」であっても喜んでいる以上、「嘘」を解消しても傷つけます。

さあ、ここから生まれ変わる男は、どう変わっていくのでしょうか。

back numberは以前オールナイトニッポンの火曜2部の担当でした。

残念ながら終了していますが、当時は曲の背景を知るきっかけがありました。

とはいえ「バースデー」は2013年の発売ですので、まだ始まっていませんでした。

ですので直接「バースデー」の裏話を聞くことはできませんでした。

しかし2014年放送のあるコーナーで「バースデー」の世界観を知ることができました。

それはリスナーの過去のできごとを振り返るコーナーでした。

そこでリスナーの女の子が、失恋してしまいます。

その失恋を忘れるためだけに、他の男の子とつきあいます。

しかし、実はその男の子を親友がずっと好きだったことを知ります。

親友からではなく、別の人から聞いたのですが、ショックでした。

そのままつきあっていていいのか悩み、結局別れてしまいます。

そのリスナーの話に対してback numberがかけた曲が「バースデー」です。

そして、そこで清水さんは次のようなことを語っていました。

'そのままつきあっていれば、本当の気持ちになったかもしれない。

恋愛なんて何がきっかけになるかわからない。

そして、その親友とも大人になって笑い話として話せるかもしれない。'

そこから考えると、清水さんは「優しい嘘」を解消するのではなさそうです。

「優しい嘘」を続けることで「本当」に変えようとするのかもしれません。

シングル「高嶺の花子さん」の収録曲は「ラブストーリー」に収録されています。

しかし「バースデー」はこのアルバムに収録されていません。

またいろいろと調べてみましたが、ライブでも演奏されたことはなさそうです。

ファンとしては生演奏で「バースデー」を聴きたいと思うところです。

いつかカップリング曲だけのライブが開催されればいいのですが。

シングルでしか聞くことができない「バースデー」。

OTOKAKEではそんなback numberのカップリング曲の記事があります。

併せて、ぜひごらんください。

まずは「ヒロイン」のカップリング曲、「アーバンライフ」です。

続いて「SISTER」収録の「君はいらないだろうな」です。