壁に立ち向かうような強い気持ちを表現したようなサビに入ります。
涙に意味がないという詩は「泣いている場合ではない」といった強さ・決意を感じることが出来ます。
守りたいものが出来たときほど人は強くなれるでしょう。
大切なものを守るためならどんなことだって出来るような気持ちになれるのです。
今は明日に希望が持てない絶望の中にいます。
しかし諦めたくないもの・失くしたくないものに気付き強く前を向いているように読み取れます。
あなたの笑顔が私の強さになる
数千の時を超えまた会えたら
絶望の先で少し笑うんだよ
出典: アイデンティティ/作詞:秋山黄色 作曲:秋山黄色
いまは訳あって会えないのかもしれません。
エマとノーマンもそうでした。
エマたち仲間を守るために1人で闘うことを決め離れたノーマン。
会えない中お互いが生きていると信じています。
次々に襲い掛かる絶望と諦めたくなるような現実にも立ち向かっていきます。
いつ会えるのかも分からない、 この絶望的な日々から解放されるのかも分からない
それでも絶望の先にいつかまた大切な人の笑顔を信じているのです。
そしてその笑顔をおもうことで自分自身を奮い立たせ強くいられる情景が読み取れるでしょう。
大切なものを守るために強くなる
自分の価値が分からず悩み苦しむ
思い出した 思い出した
流れる風景と それが好きなこと
この世界で出会えたこと
生きていいのに 息苦しいこと
出典: アイデンティティ/作詞:秋山黄色 作曲:秋山黄色
曲は2番に入ります。
大切な存在が自分の側にいてくれる幸せを知っています。
くるくると色々な表情を見せてくれる何気ない日常を想うのでしょう。
誰の命もまた誰かに望まれた命であり無条件に生きていい権利を持っています。
しかしそんな当たり前の事さえも疑ってしまうような状況に直面しているのかもしれません。
「自分には生きる価値が無いのではないか。」
大切な人が自らの価値を見失い生きることに苦しんでいたとしたらとても悲しい事です。
どんなに辛くても前を向き立ち上がる
僕等は無意味の意味も知れずに居る
吐きそうな夜を繰り返して
それでも這って進んで叫んでやれ
ここに居る事を 呆れるほど
出典: アイデンティティ/作詞:秋山黄色 作曲:秋山黄色
「どれだけ努力しても無駄だ」 そう言ってくる人もいるでしょう。
何かを達成するための過程は簡単な道程ではありません。
苦しくて苦しくて諦めたくなることも何度もあるでしょう。
それでも大切なものに気付き守ると決めた以上這ってでも歩みを止めない強さが読み取れます。
もう迷わないそんな強い気持ちを感じる詞からサビに繋がっていきます。
あなたは1人なんかじゃない
1人で悩まなくてもいいというメッセージ
きっともう一度明日を夢見れたら
もう二度と孤独をどうか隠さないでいて
運命の先にあなたを見つけた
もう涙に意味なんかないんだよ
出典: アイデンティティ/作詞:秋山黄色 作曲:秋山黄色
他人に自分の弱いところを見せるのはとても勇気がいることです。
大抵の人は強がって「大丈夫」と言ってしまいます。
それを吐き出せる場所、存在があることはどれだけ心強い事でしょう。
歌詞から１人で頑張りすぎなくていいんだよという優しさと支えを感じられます。
未来が期待できるような目の前が一気に明るく開けるような気持ちになれるでしょう。
大切なものに気付き守っていこうと決め迷いが無くなったような強い意志を読み取れます。
自分の価値とは一体何なのか
「何気なさ」を誰かと生きる為に
選んだ道で印を刻み込む
数字で描けないから命だろう
鏡には自分だけ映せばいいから
出典: アイデンティティ/作詞:秋山黄色 作曲:秋山黄色
原作内の子供たちは皆、身体のどこかにナンバーが刻まれています。
個体識別番号として刻まれたそれは“人”としての扱いを感じさせません。
命とは何なのか。
自分たちの価値とは何なのか。
数字で管理されるような命ではないことを分かっています。
置かれた環境がおかしいことに気付き強く反発していきます。
そして自分たちの運命を変えていこうと立ち上がる強い意志が読み取れるでしょう。
