ズーカラデルから見れば、世界が停滞しているのはただただ当然のことでした。
みんなが諦めきって何もしていなかったからです。
「このままじゃダメだ」「こんな世界なんて」と嘆いているだけでは何も変わりはしませんよね。
嘘が本当になるように、この世界を180度すっかりひっくり返してしまうほどの変化が必要です。
すべての人の幸せを願う
今からこの世界が
優しく変わらないかな
嫌いなあんたがいつか
幸せになれますように
出典: 漂流劇団/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
真の世界平和に必要な最重要ファクターです。
学校に、職場に、嫌いな人がいて、その人と憎しみ合っていませんか?
誰にでも優しい世界ということは、あなた自身もすべての人に優しくなる必要があるということです。
それは当然のことなのですが、とても難しいことですよね。
簡単にできることではありません。
だからこそ、多くの人ができずにいるのです。
僕にも嫌いな人がいます。
とてもじゃないけど仲良くできる気がしません。
顔を合わせれば必ず憎しみ合っています…。
しかし、家に一人でいるときにその人の幸せも願うことはできるはずです。
これならそんなに難しいことじゃありません。
顔を合わせたらついつい喧嘩腰になってしまうような相手であっても、です。
離れているときにはその人の幸せも、自分の幸せのついでにでも祈ってあげましょう。
幸せになれれば心に余裕ができて、もしかしたらお互いにこれまでのことを謝りあえるかもしれませんよね。
初めは嘘の気持ちでも構わない
くだらん嘘をつき続けるのだ
誰にも気づかれたりしないように
ただ抱き合って喜びたいのだ
彷徨う僕らの日々の向こう
出典: 漂流劇団/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
もしかしたらすべては嘘でもいいのかもしれません。
嘘から始まることもあるのかもしれません。
あなたが夜にふと願った嫌いなあの人の幸せだって、嘘のような適当なものでもいいのかもしれません。
嘘がいつか本当になる。
そういうことはたくさんあるでしょう。
突然、聖人君主になんてなれません。
そもそも僕らが聖人君主になんてなれないでしょう。
だから嘘でいいのです。
きっと嘘からこの世界は変えていけるのです。
まずは肩の力を抜いて、嘘だっていいから、嫌いなあの人の平和を、この世界の平和を祈ってみませんか?
まとめ
さて、「漂流劇団」の歌詞解釈を独自の目線で進めてまいりました。
いかがでしたでしょうか?
一聴しただけでは読み取れないズーカラデルの想いの強さを感じていただけたなら幸いです。
最後に、おすすめの関連記事のご紹介をしたいと思います。
関連記事のご紹介
まずはズーカラデルからもう1曲、「アニー」という曲をご紹介いたします。
こちらもズーカラデルの代表曲となっていて、1stミニアルバム「リブフォーエバー」の収録曲です。
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