種のように 光のように 香りのように Mm
出典: 蜜の月/作詞:Fukase 作曲:Fukase
「種」という言葉からは、花の種子を思い出させます。
綿毛のように、遠くへと飛ばされていく種。
そうやって彼女の元まで想いが届くことを願っているのでしょう。
「光」というのは、「月」の光を意味しているのでしょうか。
一緒に見たあの日の月の光を思い出してほしい。
そんな主人公の想いが伝わってくる気がします。
また「香り」という言葉は、この楽曲ではキーワードの1つです。
タバコの香りや花の香りというように、記憶の中の香りが、「君」とリンクしています。
あの頃の「香り」のように、主人公は彼女が思い出を振り返ることを望んでいるようです。
歌で届けたい想い
思い出してくれたら良い あの日に見た月のように
この声が届くように 僕は歌っている
思い出してくれたら良い あの日に降る雪のように
この歌が届くように 僕は歌っている
出典: 蜜の月/作詞:Fukase 作曲:Fukase
「君」に対して直接声をかけることができない主人公。
彼は自分の想いが届けられる方法が歌しかないのだと分かっているのでしょう。
どんな言葉を用いても、話をしてしまった瞬間に嘘になってしまう。
だから彼は、歌を歌うことによってその想いが伝わることを願っています。
一緒に見た「月」や「雪」。
時間が流れて、「君」は変わっていってしまいます。
しかし、時間が過ぎても、主人公にとっては昨日のことのように感じる思い出。
その日々を思い出して、戻ってきてほしい。
そこに切実さが込められていることが分かります。
まとめ
今回はSEKAI NO OWARIの「蜜の月」の歌詞の意味を徹底解釈してきました。
その歌詞の世界観を少しでも分かっていただけたのなら嬉しいです。
セカオワの切ない面が前面に出た楽曲。
この記事を読みながら聴いて、歌詞への理解を深めていただけたら嬉しいです。
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