清滝人「痛いよ」
2010年1月20日にリリースされた3rdシングル
清竜人の代表曲といっても過言ではないのが、この「痛いよ」ですね。
清竜人のその歌声は、臆病さが見え隠れし、泣きそうな声にもきこえますよね。
心が直接歌っているようなこの楽曲は、一度ハマったら抜けられない名曲なんです。
メロディーやサウンドは荘厳で、その世界観には文学的な芸術を感じさせてくれます。
大人になればなるほど、共感できるところも増えるのではないでしょうか。
ハマる人が続出?!「痛いよ」の歌詞を紐解く
君が嘘をついていることが僕の心を傷つける
ねえ きみが思っている程
ぼくは馬鹿じゃないよ
鈍感なフリするのも堪えられなくなってきたんだ
ぼくのためにさりげなく隠している過去も
たまにつくやさしい嘘も気付いているんだよ
きみが使う ことばひとつで
ぼくはいつも 胸が痛いよ
出典: https://twitter.com/GDGD_bot/status/728888578881683456
この曲の主人公は、大好きな彼女がいる男性です。
ですが、タイトルや楽曲の雰囲気からしても、幸せいっぱいではないことが分かりますよね。
その原因となるのが、付き合っている彼女の君です。君はぼくと付き合う前にも人並みに恋をして、人生経験を積んでいるのでしょう。
それ自体は誰でもあることなのですが、ぼくの内心が穏やかじゃないのは、君が過去に別れた彼氏の中にまだ心が残っていることを感じているからではないでしょうか。
もちろん、つき合っているぼくは、そんなことを表立って聞く勇気はありません。
君も、今付き合っている男性に、過去の彼氏の話をするなんてことをしない気遣いのできる人でしょう。
しかし、君のことが好きで、ずっと君を見続けている僕にはその優しささええ読み取ってしまっているのです。
そして、”君が本心を話してくれない”と感じるから、君を心から信じることが出来ないのです。
見た目には、仲のいいカップルにしか見えないかもしれませんが、言葉の裏にある想いを強く想像して、僕の心が苦しくなってしまう心情が伝わってきますね。
平然と振る舞うぼくも内心は穏やかじゃないよ
全神経を尖らせて君を探ってるの
乱れる呼吸 泳いでる目 はぐらかす表情
一挙手一投足が 恐くて仕方ないんだよ
きみが作る しぐさひとつで
ぼくはいつも 胸が痛いよ
出典: https://twitter.com/GDGD_bot/status/890234776820391936
主人公はかなり臆病者です。
君に直接質問をぶつけることが出来ず、普段の会話の中から様子を探ることしかできないのです。
核心に触れそうになった時の、君の目線、息遣いなど穴が開くほど注視しているのがわかります。
そして、君のチョットしてたリアクションで、君の内面を推測し、喜んだり悲しんだりを繰り返しているのでしょう。
胸が痛いのは、”君を独占したいから”
気に入ってるその洋服も
ヘアースタイルや厚化粧も
思い出話も 価値観も 喜怒哀楽も
変な癖のあるキスもベッドで喘ぐ声も
ぼく以外の誰かにも
見せていたんでしょう
出典: https://twitter.com/oxo55sky/status/536458198639583233
心が痛む理由が2番の歌詞で描かれています。
それは「男性の嫉妬」ですね。
主人公にとって自分の手の届かない範囲で、君が生きていきたのが悔しいのです。
それは、時の流れでも関係はなく、過去のことでも嫉妬心が見えるのですから、その独占欲の強さが感じられますね。
きみが使う ことばひとつで
ぼくはいつも 胸が痛いよ
きみが作る しぐさひとつで
ぼくはいつも 胸が痛いよ
やさしい嘘をついてまでも
喜ばせるよりもさ
本当のことをいってくれよ
そして ぼくを悲しませて
出典: https://twitter.com/oxo55sky/status/536458198639583233
人間関係はやはり嘘をついてしまうとうまくいかないものですよね。
特に、カップルや親子などより相手と深く付き合っていればいるほど、信頼関係というものが必要になってきます。
好きな人には笑顔でいてほしいと思う女性の気持ちも分かります。しかし、主人公は悲しんでも心が知りたいと思っているのです。
探り合っていると、相手からの言葉を素直に聞けなくなってしまってしまいます。
好きなのに、信頼できないというのはつらいですね。
これは愛?
気付いたらぼくはもう
独占欲に溺れていて
エゴイズムを振り翳してくだらない愛を語っていたよ
でもぼくはきみが好きで
どうしようもない程に好きなのさ
これだけは信じて欲しいんだよ
出典: https://twitter.com/GDGD_bot/status/890235154924306432