見えない鎧を 脱ぎ捨てて 頬を打つ風が
自分を守って 手に出来るものに 価値なんかないと言う

出典: No.1/作詞:いしわたり淳治 作曲:遠藤直弥

「見えない鎧」とは「傷付かないための予防線」のことと窺えるでしょう。

人は誰しも傷付くことを恐れます。

出来れば嫌な思いなどせずに平凡に生きていたいものです。

大人になればなるほどその気持ちは強くなり、自分を守る鎧は頑丈になっていくでしょう。

その分どんどん閉じこもってなかなか殻の破り方が分からなくなっていきます。

守る一方では前に進むことは出来ません。

無防備の状態でいれば傷付くことも増えますが、立ち直り方を学ぶことが出来ます。

この歌詞は転んで立ち上がることを繰り返した方が強くなり、人生に深みが増すことを伝えてるのです。

もっと成長したい

向上心を持っている

突き上げたNo.1が 指さす空の彼方
今よりも高い景色が 見たいから

出典: No.1/作詞:いしわたり淳治 作曲:遠藤直弥

貪欲にがむしゃらに今より高みを目指している強い気持ちが読み取れます。

目指す先を見失わないように、その方向へ指をさしているのでしょう。

常に現状に満足せず、高みを追い続けることは誰もが出来ることではありません。

ですが、このいまの現実的ではなく手が届かなそうな状況すら楽しんでいるようにみえます。

目指しているものがあるというだけで、新しい自分になれるような気がしてワクワクするのです。

自分自身を鼓舞していく

満たされないカラカラに乾いた心を 燃やして
未来を炙り出せ 幻想を焼き尽くせ

出典: No.1/作詞:いしわたり淳治 作曲:遠藤直弥

まだ何者にもなれていない自分…。

このままのらりくらりとやり過ごすことはとても容易いことでしょう。

ですがそれでは面白みも無く、心もきっとカラカラに渇いていってしまいます。

そんな自分から「抜け出せ!」といった強いメッセージが読み取れるでしょう。

炙り出すという言葉には「隠されているものを明らかにする」という意味があります。

自分の内に秘められている可能性を引き出すためには行動を起こさなければなりません。

動き出すことで未来は開けると、力強く背中を押してくれているように感じられるでしょう。

不器用さが魅力となる

プラスになることを信じて

世界でいちばん 言い訳が 下手になることが
回り回って 誰よりも上手く 生きる術なら

出典: No.1/作詞:いしわたり淳治 作曲:遠藤直弥

「言い訳が下手」はひっくり返せば「素直」だということでしょう。

言い訳が下手だと怒られることが増えたり何かと損に感じてしまうかもしれません。

しかし「素直さ」というのは最大の魅力であり武器にもなります。

素直で少し不器用にみえる、それでも頑張っている姿をきっと見てくれている人はいます。

純粋に頑張っている人のことは応援したくなるもの。

そうやって手を伸ばしてくれる人が現れるのです。

大丈夫と言い聞かせて

足元でNo.1の 朝日が描いた影が
止まらずに前に進めと 叫んでる
他の誰も歩めない子の日々に胸よ 騒げ
不安を焼き尽くせ

出典: No.1/作詞:いしわたり淳治 作曲:遠藤直弥

これまで自分を鼓舞するような強い想いが綴られてきました。

ですが2番のサビの最後の1文から少なからず「不安」もあることが読み取れます。

誰しもきっと目標に向かって進む道中、挫けそうになったりすることがあるでしょう。

諦めそうになって下を向くとそこには自分の影が伸びています。

影は「ここまで頑張ったんだ。まだ大丈夫。前に進める。」と励ましてくれるのです。

最後に自分を動かすのは自分自身のそれに対する想いなのでしょう。

自分で切り開く新しい道