おすすめの秋歌ランキング!
10位:オフコース/秋の気配
1977年、オフコースの7枚目のシングルとしてリリースされた「秋の気配」。
一般的に恋の終わりについては女性の心の機微を歌うことが多いと言われています。
その点、この楽曲は同じ恋の終わりでも、男性の心の機微を歌ったものとして話題になりました。
男性側が女性に対して気持ちが冷めていく様子を歌っている楽曲で、夏から秋に変わる季節の様子と、移ろいでいく気持ちを非常に巧みに歌い上げています。
秋を感じる歌詞はここ!
たそがれは 風を止めて
ちぎれた雲はまた ひとつになる
「あの歌だけは ほかの誰にも うたわないでね」
ただそれだけ
出典: 秋の気配/作詞:小田和正 作曲:小田和正
気持ちの移り変わりと、風の流れ・雲の流れを掛けながら、どうしても止めることのできず冷えていく心を表現しているように思える歌詞。
男性側の心は彼女に対して冷めていってしまうのに、彼女からは最後のお願いが……。
いじらしい気持ちをぶつけられても、より戻すことのできない気持ちの温度が、秋風の冷たさと合わさって、心をさらに切なくさせますね。
9位:さだまさし/秋桜
1977年、伝説のアイドル歌手山口百恵に楽曲提供された作品で、彼女の代表曲にもなっています。
その後、さだまさし自身がセルフカバーし、今ではさだ氏のコンサートでもよく歌われる楽曲です。
タイトルからして秋を歌っているこの作品は、少しずつ冬に近づく頃に、嫁ぐ娘と母の関係を優しく描いています。
秋を感じる歌詞はここ!
淡紅の秋桜が 秋の日に
何気ない陽溜りに 揺れている
此頃 涙脆くなった母が
庭先でひとつ 咳をする
出典: 秋桜/作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
柔らかい日差しが降り注ぐ秋の庭で、嫁ぐ娘が母の背中を見つめている……そんな情景が目に浮かぶ歌詞の冒頭部分。
1つ1つの言葉が丁寧で、楽曲に登場する人物の様子がありありと目に浮かびますね。
秋の静かな時間の中で、しっとりと聴きたい楽曲です。
8位:ポルノグラフィティ/サウダージ
1999年「アポロ」で衝撃のデビューをしたポルノグラフィティ。
彼らの4thシングルである「サウダージ」がランキング8位に入ったおすすめの秋歌です。
この楽曲のリリースは2000年。「サウダージ」はポルノグラフィティにとって初のオリコンチャート1位となった記念すべき作品となりました。
タイトルの「サウダージ」はポルトガル語で“郷愁”や“哀愁”を表すため、秋の歌として認知している人が多いようですね。