ハイトーンボイスが人気の「天月-あまつき-」
2020年冬の新曲!
動画投稿サイトでの「歌ってみた」などで人気の「天月-あまつき-」。
甘いハイトーンボイスで男女問わず人気の高い歌手です。
今回は天月の2020年12月23日リリースの冬の新曲「ウインター・ワンダーランド」の歌詞を徹底分析します。
その切ない歌詞に秘められた想いとは一体どのようなものなのでしょうか。
切ない優しさが感じられる「ウインター・ワンダーランド」
この楽曲は冬がテーマでありながら、アップテンポな曲調に仕上がっています。
また、それと対照的に切ない気持ちにさせてくれる歌詞も大変魅力的です。
2020年はSNSや連絡ツールでは繋がれるけれど好きな時に好きな人に逢えないという状況でした。
様々な事情で逢いたい人がいても逢えないという場合には、共感する方も多いのではないでしょうか。
2人で一緒に歩いた道や旅行先などの想い出を振り返る主人公。
切なさの中にも暖かさを感じられ、また元気ももらえるような楽曲となっています。
この楽曲の歌詞は人それぞれの「ウインター・ワンダーランド」を感じさせてくれるはずです。
歌詞に秘められた想いを分析
ここからは、「ウインター・ワンダーランド」の歌詞に秘められた想いを解釈していきます。
スマホやSNSじゃ伝わらない想い
寒い朝は不機嫌そうな スタンプばかり
きみの街ではきっと 雪が降るんだろう
出典: ウインター・ワンダーランド/作詞:天月,行方未知 作曲:本間昭光
人肌恋しくなる冬の季節にその時の気持ちをメールやSNSで伝えるのみの状況です。
触れ合って気持ちを共有できない歯がゆさを感じていることが分かるパートです。
スマホやSNSの普及でいつでも誰かと何かで繋がれる時代となりました。
しかし、やはり眼と眼を合わせたコミュニケーションは重要です。
傍にいたり、手を繋いだりといった経験は、私たちに触れ合いを大切にしたいと思わせてくれます。
今すぐにはできない状況でも今後は触れ合える時間や場所を大事な想い出にしたいと思っているのでしょう。
2行目では2人の間にある距離を感じている様子が描かれています。
連絡を取り合っていても、2人の物理的な距離が大きな壁となっているのが伝わる表現です。
思い出す日々
ああ、左側のポケット
きみの右手入れ
ギュッと握ってた日
出典: ウインター・ワンダーランド/作詞:天月,行方未知 作曲:本間昭光
主人公は2人で並んで歩いていた日のことを思い出しています。
寒い冬に、「きみ」と手を繋いだ日のことを考えて寂しさを紛らわせているのでしょう。
手を握りたいのに、握れないことに対して悲しさを感じているのだと思われます。
逢いたいのに逢えないことに対する切ない気持ちが伝わってくる表現です。
逢いたい人との距離
逢いたくても逢えない切なさ
会いたい人 会えない人
誰にでもいる
人混みの中で ふいに気づいた
出典: ウインター・ワンダーランド/作詞:天月,行方未知 作曲:本間昭光
恋人・家族・友人など逢いたいけど事情があって簡単には逢えない人。
そんな誰にでも1人はいる切ない気持ちにさせてくれる相手のことを思い浮かべられる歌詞です。
それまで逢いたいと考えないようにしていても「逢いたいなあ」とふと思い出してしまうものです。
胸が苦しくなるような切ない気持ちを呼び起こされるため、共感する方も少なくないでしょう。