天月-あまつき-「イデア」の超美麗MVが話題!
ファンに慕われるイケボの持ち主!天月-あまつき-
皆さんは歌い手さん、好きですかー?
動画投稿サイト・ニコニコ動画の人気カテゴリ「歌ってみた」。ここから生まれたアーティスト=歌い手がここ数年、熱い活躍を見せていますね!
ボカロP・ハチとしても活躍していた米津玄師さんは言うまでもありませんが、最近活動再開した藍井エイルさんも「歌ってみた」出身アーティストだったって知ってましたか?
そして、今回ご紹介する「イデア」の歌い手・天月-あまつき-さんもその1人。
彼は現在でもニコ動やYouTubeに歌ってみた動画をアップし、生放送を通してファンとの交流もあるので「距離感が近い歌い手さん」として人気ですね。
言うまでもなく、天性のイケボが魅力の土台にある天月さん。「イデア」のMVでは天月さんの歌声と超絶美しい映像がコラボ。あなたも曲の世界に陶酔できること間違いありません!
さっそく見てみましょう♪
超美麗!「イデア」のMVに陶酔しよう

お待たせしました!こちらが2018年5月12日に公開された「イデア」のMVです。
天月さんは、これまでにも星や月を題材にした楽曲を多数歌ってきましたが、今回の楽曲でも一面に描かれている星空が素敵ですね!
疾走感のある音楽に合わせた映像の中で印象的なのは、胸に穴が空いた少年の姿。
<大人>に幻滅して心にポッカリと穴が開いてしまったのに、そのまま自分も<大人>になってしまった所では、少年(元・少年?)の苦悩を感じます。
しかし、彼の傍には一輪の花を持つ<君>が、いつも寄り添っている。それに気が付いたとき、少年の心に『星』が輝きます。だから少年は自分の足で<歩き出せた>んですね。
この超美麗なMVを手掛けたのは、絵師さんとして活躍しているみっ君。
天月さんとみっ君はこれまでにも何度もコラボしています。YouTubeでの再生回数4000万回を突破している「小さな恋のうた」のイラストもみっ君が担当しているんですよ。

絵師・みっ君の最新情報はTwitterで確認できます。こちらも要チェック!
「イデア」の歌詞の意味に迫る
失った「理想」を追い求める歌詞
行き場を無くした溜息が 砂埃を巻き起こして
僕は思わず口を塞いだ 悲しみに毒されぬよう
ここからもう何億光年先まで 歩いてゆけたのだろう?
見上げた空 揺れる鈴の音が 胸を締め付ける
何万回だって君を想うよ 届かない事などわかっているけど
さよならもちゃんと伝えられぬまま 立ち尽くした砂の海原
出典: イデア/作詞: 宮田'レフティ'リョウ & 天月-あまつき- 作曲: 宮田'レフティ'リョウ
曲名「イデア」は一般的に「理想」という意味で使われます。曲の中で描かれているのは、自分の理想を見失ってしまった<僕>。
冒頭の歌詞から、僕は<行き場>を無くして<立ち尽くし>、身動きが取れなくなってしまった様子が分かります。それって、夢も希望も無い毎日ですよね……ちょっと辛い。
『星の王子さま』がモチーフ
「大人なんて下らない生き物」と わかってる筈だったのに
次第と「そんな物」にこの僕も 立派に成り下がってた
それすらも全く以って気付かず 生きて来てしまったんだよ
痛いほど綺麗で 真っ白な 君に会うまでは
たいせつな物は目にはみえない 分かっててもこんなに胸が痛いのは
肝心な僕の心が薄汚れてしまったから? 誰か教えて
出典: イデア/作詞: 宮田'レフティ'リョウ & 天月-あまつき- 作曲: 宮田'レフティ'リョウ
「イデア」の作詞には天月さん本人も携わっています。公式のコメントによると、歌詞は名作『星の王子さま』を題材にしたそう。
フランスの作家・サン・テグジュペリが書いた小説『星の王子さま』は、砂漠に不時着してしまった飛行士「僕」が「星の王子さま」の話を聞くという形で描かれる物語です。
筆者が初めて『星の王子さま』を読んで衝撃的だったのは『大人』への批判がたくさん含まれている点でした。
だから<「大人なんて下らない生き物」と わかってる筈だったのに>というフレーズには、それが反映されていると感じたんです。