ボカロPとイケメン歌い手が融合!天月「サマータイムレコード」
ボカロPのじんといえば、ニコニコ動画に投稿した初音ミクの曲がきっかけでメジャーデビューし、今では小説やアニメも手掛ける有名ボカロPですね。
現在のじんはボーカロイドだけではなく、本物の人間の歌手もプロデュースしています。
じんも天月もニコ動出身!
じんはニコニコ動画出身のボカロPですが、実は天月もニコ動に歌を投稿していました。
もっとも、天月が投稿したのはボカロ曲ではなく、自分自身の歌声です。つまり、いわゆる「歌い手」として活動していたんですね。
そんな天月のプロフィールを、簡単に確認しておきましょう。
2010年から投稿動画サイトであるニコニコ動画の歌い手として活動開始し、投稿動画の総再生回数は約1億回の記録を持つ。また、2014年からYouTubeへの動画投稿も開始。2014年7月16日にキングレコードからメジャーファーストアルバム「Hello, World!」でデビューを果たす。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%9C%88-%E3%81%82%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%8D-
なんと、音楽事務所のバックアップを受けず個人として投稿した動画が、合計で1億回以上再生されているんですね。
YouTubeへの投稿を始めたのは2014年と、ニコ動より4年も遅いですが、ニコ動のほうがファンとの距離が近いからかもしれません!
出る杭は打たれて成長する!?
ただし、天月は最初から歌が上手かったわけでも、人気があったわけでもありません。
専門的な音楽教育は受けていませんし、ニコ動での活動初期はむしろ叩かれることが多かったといいます。
子供の頃から歌う事が大好きで中学1年生の時に初めて買ったCDはポルノグラフィティのメリッサ。カラオケに行ったのは中学3年生からである。
高校卒業まで野球をやっていた。
ニコニコ動画の歌ってみたの初投稿は駄目出しされ、もの凄く落ち込んだが「じゃあ、もっとうまくなればいいのかなあ」「悔しがるよりは成長しよう」と思い留めた。
子供の頃からの夢は仮面ライダーになって日曜日朝の番組出演。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%9C%88-%E3%81%82%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%8D-
小さい頃の夢は「仮面ライダー」で、高校時代までは野球をしていたんですね。「普通の男の子」といった印象です。
しかも、初めて買ったCDは誰もが知っている有名アーティストで、中学3年まではカラオケに行ったことがないなど、音楽との縁も深くありません。
そのせいでしょうか、2010年にニコ動に動画を投稿しだすと、あの独特のコメントでダメ出しされてしまいました。
普通はここで怒ったり、落ち込んで投稿をやめたりしますが、「自分の努力不足だ。もっと上手くなろう」と思うのが天月のすごいところです!
「出る杭は打たれる」ということわざがありますが、天月は打たれることで成長したと言えますね!
天月が歌う「サマータイムレコード」ってどんな曲?
今回ご紹介する天月の「サマータイムレコード」は、元々じんが作詞作曲し、ボーカロイドの「IA」が歌った曲です。
じんが手掛ける作品群は「カゲロウプロジェクト」と呼ばれますが、この「サマータイムレコード」は特徴的な楽曲となっています。
なぜなら、「カゲロウプロジェクト」の音楽編としては15曲目であり、最後の曲にもなったためです。
また、TOKYO MXで放送されたアニメ「メカクシティアクターズ」最終話のタイトルと挿入歌も「サマータイムレコード」です。
「サマータイムレコード」で「カゲロウプロジェクト」の音楽を一旦終了させたじんの思いは、歌詞にも表れていますよ!
「サマータイムレコード」歌詞の意味は?
天月が歌う「サマータイムレコード」は、文字通り、遠い夏の日を描いたものです。
昨日も今日も晴天で
入道雲を見ていた
怠いくらいの快晴だ
徐に目を閉じて
「それ」はどうも簡単に
思い出せやしない様で
年を取った現状に
浸ってたんだよ
出典: https://twitter.com/kgpr_bot/status/931811960030511105
「年を取った」という主人公が思い出すのは、今と同じように入道雲が立ち上る、幼い頃の思い出です。
彼と友達は、秘密基地に集まって遊んでいました。
大人ぶった作戦で
不思議な合図立てて
「行こうか、今日も戦争だ」
立ち向かって 手を取った
理不尽なんて当然で
独りぼっち 強いられて
迷った僕は
憂鬱になりそうになってさ
出典: https://twitter.com/kgpr_bot/status/926727009471840256
思い出は、楽しいことばかりではありませんでした。
彼は「作戦」のために一人きりで行動させられることが多かったようですね。
それでも、優しく声をかけてくれる友達はいましたし、決して忘れたくない思い出です。