「they」って誰でしょう？
“it’s all about to come crashing down！“
We laugh out loud, rolling on the ground
Fish in the tank, we say hello
They talk back and they let us know
“You looked so down moments ago
Now it looks like you’re ready to go”
出典: Monsoon Night/作詞:Saori 作曲:Nakajin,Fukase
「結局、落っこちて来た！」
悲鳴をあげて、笑い転げ
水槽の中の魚に話かけてみた、やあ
すると彼らは気付いて返事をしてくれたね
「君はさっきまで落ち込んでいただろう
さあ準備はいいかい」
どうやら雷が落ちてきて、大騒ぎの様子です。
テンションがおかしくなって水槽の魚にも話かけています。
「彼ら」というのは魚のことで、ちゃんと呼びかけに答えてくれているようですね。
まあこのあたりはちょっとしたジョークでしょう…。
といっても、深読みもできますのであとで考えてみます。
ラストシーン
Monsoon nights are gonna get you so high
Falling rain won’t ever let you down again
It’s your life, so you gotta fly high
Come on, say yeah！
出典: Monsoon Night/作詞:Saori 作曲:Nakajin,Fukase
モンスーンの夜には君はもっとハイになれる
この雨に打たれれば君の憂鬱なんて消えちまう
君の人生だろ、もっと高く飛べるはずだよ
さあ、いくぞ！
ここも同じフレーズの繰り返しです。
いよいよラストのシーンです。
ライブではお決まりのレスポンスの掛け声ですね。
最後は掛け声と共に嫌なことも忘れて盛り上れそうですか？
まとめ～嵐の夜にhighになる理由は？
なんだか不思議なお話でした。
気持ちを高揚させるためのきっかけがただ単に雨や雷だったのでしょうか？
みんなで盛り上がろう！といった景気づけの曲なのでしょう。
「高く飛べ!」というのは前向きで高い理想を持てと促していますね。
そして雷はとても怖いものです。
それに打ち勝つほどの強さを持てということでしょうか。
そもそもあれほど大きな恐怖（雷）に負けないということは、その人がもっている潜在的なパワーも強くなくてはいけません。
しかもそれには、何事も共感できる仲間も必要だといっています。
なかなかに欲張りな願望です。
どうしても完全無欠な人間をイメージしてしまいます。
しかもそのターゲットが誰なのかはっきりしません。
あともう1つ考えなければいけないことは、とても気になる魚の登場場面にあります。
「魚」をキリスト教的な意味に解釈することはよくあることです。
雷が落ちる夜、魚に「準備はいいかい？」と指揮を取られています。
「雷」を天が割れると深読みできなくもありませんね。
「魚」が神の子だとしたら、神からの啓示を受けることとも取れます。
もっともセカオワの世界ですから、シンボル（象徴）として描いているだけのようですが…。
日本だけでなく、世界を視野に入れた活動をしている彼らなら全くありえない設定ではありません。
これ以上は言及しませんが、彼らが生きようとする者に温かい眼差しを持っていることは確かです。
ターゲットというのはよりよく生きようとする者のことでよいはずですね。
セカオワその他の英語バージョンの曲
「Sleeping Beauty」
韓国のHIP HOPグループEPICK HIGHとのコラボ曲「Sleeping Beauty」。
EPICK HIGHは韓国以外でも大人気。
特にその中心的人物Tabloさんの書かれる詞は社会派のものから究極の純愛を描いたものまでと多才です。
SEKAI NO OWARIと引き寄せあったのも頷けますね。
Tabloさんの粘りのある低音とFukaseさんの甘い高音が上手く溶け合いロマンティックに仕上がっています。
是非聞いてみてください。
詞の内容も、永遠の愛を求めながらも絶望感を漂わせる美しい曲です。
「ANTI-HERO」
僕の「悪魔」の方の顔が出ていますが、彼女にとってはヒーローです。
ふたつの幸せは追えませんからね。
