ヒプノシスマイク【あゝオオサカdreamin’night】歌詞の意味を解説！大阪の夜はどんな気分？

ここは1番のサビ部分に該当し、白膠木、躑躅森、天谷奴の3人で歌っているパートでもあります。

賑やかで華やかな大阪の夜の様子を描いていることが読み取れますね。

オオサカディビジョンの晴れ舞台では、男も女も大歓迎。

「やかましい」と思われることもあるけど、賑やかで楽しいラップバトルを繰り広げたいという思いをもっているようです。

これがオオサカディビジョン流のやり方なのでしょう。

サビの後半に1人ずつパートで分かれている部分では、それぞれ気持ちよく韻を踏んでいます。

さらに、サビ部分にはヒプノシスマイクの他のディビジョンが隠れているようです。

まず「やかましい」はラップのスラングで「Buster」と表現され、イケブクロディビジョンBuster Bros!!をさします。

「めっさシブい」は「渋谷」となりシブヤディビジョンのFling Posse。

「犬歯」から狼を連想するとシンジュクディビジョンの麻天狼という風に考えられるのです。

ここから、天谷奴のパートがスタートします。

天谷奴の職業は、詐欺師。

口達者で人当たりの良い性格をしていますが、手練手管でどんな目的も達成してしまうちょっぴり恐ろしい男でもあります。

彼の手にかかれば、炎天下を一瞬で凍らせたり、ゲレンデを一瞬で溶かすような無理難題もこなせてしまう。

相手を騙すために、言葉のひとつひとつに気を遣い、あっという間にターゲットは袋のネズミ。

そんなプロの詐欺師であることがここで描かれています。

ちなみに、ファンの間では「袋のネズミ」はイケブクロディビジョンを指しているのではないかとも考えられています。

イケブクロのことを「ブクロ」と表現することもあるので、繋がりがありそうです。

最初は優しい人に見えても、目的のためなら手段を選ばず、絶対にターゲットを陥れる。

そして、騙されたターゲットは悔しい思い(=血の雨)をすることになるのです。

人の涙と金を見ながら、彼は今日もプロの詐欺師として働いています。

血の雨を降らせることができるから、自分のことを「rainmaker」と呼んでいるのでしょうね。

そんな人物が差し出している傘。

それはきっと優しさで差し出されたものではないのでしょう。

それに入ってしまえば、騙されて破滅してしまうだろう雰囲気が漂っています。

「雨宿れ」や「あわや奴隷」というワードは、彼の名前である天谷奴 零(あまやど れい)とかけていることがわかります。

ターゲットを騙した後も、悪びれる様子は一切なく、騙された相手が悪いと開き直っているようです。

それくらいの強気な精神をもっていないと、詐欺師は務まらないということなのでしょう。

騙されたターゲットにいちいち同情していたり、申し訳ない気持ちでいっぱいになっていたら、仕事になりませんからね。

ターゲットを生殺し状態にするのも、天谷奴がもっている冷酷な一面といえるでしょう。

最後の「しつける」は「躾ける」とも「仕付ける」とも考えられます。

前者であれば騙したターゲットを自分の思い通りに飼いならすようなイメージです。

後者であればターゲットを生殺しにすることに慣れている、という意味で考えられるでしょう。

どちらにしてもターゲットにとっては非情で救いのない状況になるであろうことが想像できます。

どついたれ本舗のメンバーは、みんな「師(し)」がつく肩書きの職業についています。

漫才師の白膠木、教師の躑躅森、そして詐欺師の天谷奴。

ちなみに、他のディビジョンではありますが、シンジュクの神宮寺は医師、ナゴヤの天国は弁護士です。

この5人には共通点があるということを示しているのかもしれません。

ストーリーの中では、天谷奴はヒプノシスマイクの世界を支配している中王区との繋がりがあります。

もしかしたら5人の共通点は「中王区との繋がり」という点なのかもしれません。