プリンセスプリンセス【友達のまま】歌詞の意味を解説！この恋が大切なのはなぜ？捨てきれない想いを紐解く

言わないつもりの言葉を言った途端、ふたりの関係は終わってしまいます。

彼女はそれを一番よくわかっているのです。

だからこのまま友達の関係を続けよう、そう決めました。

でもそう思ってしまい込んだ言葉を、忘れることはできません。

それでも友達でいられれば、彼に会い続けることはできます。

彼の顔を見て、たわいない話をして、彼の状況を知る、それだけで幸せなのです。

でもそれは本当の幸せではありません。

自分を苦しめているだけで、毎度切なさに襲われ自己嫌悪する自分がいます。

決して届くことのない彼への捨てきれない想い。

一体こんな関係をいつまで続ける気なの？と自問しています。

そんな自分が嫌で嫌でたまらなくて、涙が出てしまいました。

でも泣いていることを彼には悟られたくないのです。

涙の理由を話さなければならなくなるから。

それはふたりの関係の終わりを意味することになります。

帰りの車のカーステレオからは、ドライブにぴったりな音楽が流れ続けているのでしょう。

「私この歌好きなんだ」そんな風におどけながら、外の景色を見る振りして顔を背ける彼女が目に浮かびます。

プリンセスプリンセスは恋愛にまつわる名曲を数々世に送り出しています。

その中でも今回ご紹介した【友達のまま】は、男女の関係としては最も切ない状況を描いた曲です。

女性アイドル歌手が歌うには大人の内容すぎる。

かといって演歌歌手が歌ったら、じっとりして重過ぎる。

バブル時代に登場したガールズバンドという音楽ユニットだからこそ表現できた世界ではないでしょうか。

男女関係にまつわる出来事は海外も同じです。

OTOKAKEでは海外アーチストの歌詞解説も豊富に揃えています。

欧米で大ヒットしたRobbie Williamsの【Angels】。

失恋した男性が立ち直っていく様子を歌にした失恋ソングです。

別れを切り出された男性が、離れていく彼女にみせた最後の優しさを歌ったMr.Big【Wild World】。

海外の恋愛ソングの数々も、どうぞお楽しみください。