LiSA
岐阜県出身の女性歌手です。
中学生の時からバンドでボーカルを担当し、卒業ライブでアヴリル・ラヴィーンやLOVE PSYCHEDELICO、EGO-WRAPPIN'などのカバーを歌っていたそうです。
高校時代にはNOFXやGREEN DAYなどメロコアを演奏していたという彼女。
本格的なバンドマンだったようです。
岐阜だけではなく、名古屋や大阪でもライブを行い、バンドが解散してしまった時に歌手になるために、ひとり東京へ向かったそうです。
2010年春より放送されたTVアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイの歌唱役として人気を集め、2011年にLiSAとしてソロメジャーデビューを果たします。
夢を追い続けて本当にメジャーデビューしたのだから凄いですよね。
2012年には1stフルアルバム「LOVER"S"MiLE」をリリースします。
テレビアニメ『幻影ヲ駆ケル太陽』
YouTubeで「träumerei」をcheck!
アニメと同じようにファンタジックな演出が光るMVですね。
歌詞はアニメの世界観と通じるところがあるようです。
LiSAは作詞や作曲も行うようですが、この曲はHIDEO NEKOTAによる楽曲です。
wikipediaによると、
制作に際し先ずアニメの原作からいかなる状況にも関わらず自分の宿命を成し遂げる強い意志を読み取り、それを自身の宿命に置き換えた上で制作を開始したという。作品とも関連したカッコイイ楽曲に仕上がっており、サビでは攻撃力が強く緊迫感のある曲調となっている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Traumerei
と、アニメを踏まえて、少女たちの強い意志や自身の宿命を表現した曲のようです。
「träumerei」が描く歌詞の世界を探求する
トロイメライの意味は?
wikipediaによれば、"トロイメライ"とは「夢想(に耽ふけること)、 空想(すること) 」といった意味があるようです。
また"トロイメライ"とはシューマンのピアノ曲の代表作『子供の情景』の第7曲のタイトルとして有名です。
作曲は1838年に着手されたが、曲の大部分は2月から3月にかけて作られ、全曲の完成は4月まで要した。(ただし一部は前年の1837年から作られている)。同年の3月19日(17日もしくは18日とも)にクララへ宛てた手紙の中で、「時々あなたは子供に思えます」という言葉の余韻の中で作曲に至ったという。そしてシューマンは30曲ほど作った小品の中から、12曲を選び出して『子供の情景』と名付けたという。シューマンの日記によると「トロイメライ」が2月24日に、「十分に幸せ」が3月11日にそれぞれ作曲されている。なお13番目に作られた曲がどれなのかは不明である。
歌詞の解釈
奪ってスローモーション倒れ込んだ夜
ギュッとした僕の胸からすり減ったリズム
残像と彷徨いながら手に入れた眼は
透明な愛を濁して映し出していった
出典: https://twitter.com/amahara_kazane/status/922458011989184513
最初の歌詞の部分では、"透明な愛"を濁して映し出してしまったという僕の気持ちが描かれています。
これは作詞者が男性だからでしょうか? 生きていると辛いことや困難なことに出会い、自分のやるべき夢があっても、心が濁ってしまうことがあると思います。
ひょっとすると大切な人を濁った目でみてしまうようなことが描かれているのかもしれませんね。
廻る孤独な未来背負っても奥歯を鳴らして進め
空を突き剌す光になって
星に刃を溜めて零れ落ちそうな傷を全部、彼方に拭い去って
生まれ変われば時の螺旋は
違う道を示す
解けて
包み込まれて繋ぎ合って
また結ばれて始まる
出典: https://twitter.com/prism_sf_suka/status/915946198535610368
タロットを題材にしたアニメ作品の主題歌であり、戦う少女たちを描いたこの作品。
時間は一方向に進んでいるように思えますが、螺旋のように何度も試練が襲いかかります。
でも、"生まれ変われば"違う道が開ける。
ここで描かれる生まれ変わりは、輪廻転生のことでしょうか?
人が繋がって、また生まれ、結ばれて始まるという部分は難しい部分ですね。